ロータリーエバポレーター(ろーたりーえばぽれーたー) - ヤマト科学用語集

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更新日：2021年06月18日

ロータリーエバポレーター

読み方：ろーたりーえばぽれーたー英語表記：Rotary Evaporator

ロータリーエバポレーターとは
ロータリーエバポレーターは溶媒の除去(留去)・濃縮のために用いられる蒸留装置です。
サンプルを入れた蒸留フラスコを回転させ、蒸留フラスコ内面にサンプルの液膜を作ることで液膜部はすぐに恒温槽の温度まで加熱される事とサンプルの表面積が増すことで蒸発の効率が上昇します。蒸留フラスコ内はダイヤフラム真空ポンプで減圧し、サンプルの沸点を下げて蒸留するのが一般的です。蒸発したサンプルは冷却管で凝縮され受けフラスコで回収されます。

ロータリーエバポレーターの用途
ロータリーエバポレーターは、製薬、香味および香水、化学、石油化学、農業産業、有機化学などの様々な分野で一般的に使用されています。
用途としては、廃溶剤のリサイクル、混合物の分離、低沸点溶媒の蒸留、抽出、物質の濃縮、紛体の乾燥、不活性ガス下での酸化成物質の蒸留などに使用されます。

ヤマト科学のロータリーエバポレーター
ヤマト科学では開発から製造まで行っています。
・ロータリーエバポレーター RE202 の詳細はこちら
 ・真空コントローラー VR102S の詳細はこちら

カテゴリ：科学・産業機器