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スプレードライヤー
スプレードライヤーとは
スプレードライヤー(噴霧乾燥器)は溶液や乳濁液・懸濁液から微細な乾燥粉末を得ることのできる装置です。スプレーノズルから噴霧されたサンプルは霧状の微細な液滴になり、高温の乾燥ガスに触れる事で瞬時に乾燥されます。乾燥された粉末サンプルはサイクロンで回収されます。噴霧されたサンプルを乾燥させるため、均一な粒子径の粉末を得る事が出来ます。
スプレードライヤーの構造
液状サンプルは送液ポンプにより送液され、スプレーノズルにより噴霧されます。噴霧されたサンプルは瞬間的に乾燥チャンバー内で乾燥され微粉末となります。生成された微粉末はサイクロン管内を通過することで捕集容器へと回収されます。微粉末へと生成させる為にはいくつかの条件出しが必要となり、そのパターンはサンプルにより異なります。そのパラメータは①噴霧圧力②液状サンプルの送液量③乾燥温度④乾燥空気風量⑤サンプルの濃度調整があり、条件出しの際は弊社サンプルテストのご活用を推奨します。また、サンプル溶液に有機溶媒を使用する場合は、有機溶媒回収装置(GAS410)と、窒素ガスの設備が必要となります。
スプレードライヤーの用途
乾燥速度が非常に速く、熱に弱い酵素・蛋白質などのサンプルの乾燥・粉末化に利用できるため化学、製薬、バイオテクノロジー、食品などの様々な分野で利用されています。粉乳、インスタントコーヒー、粉末スープの素、粉末洗剤、化粧品、抗生物質などの、私たちの身近な製品にもスプレードライヤーが利用されています。
ヤマト科学のスプレードライヤー
ヤマト科学では乾燥チャンバーを電動で上下させるモデルや、ラボ用では難しいとされていた100μmの微細粒子を得ることが可能なモデルなど開発から製造まで行っています。ご検討される際には サンプルテスト 受託テスト をお勧めします。
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