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更新日:2020年09月07日

低温プラズマ滅菌システム

読み方:ていおんぷらずまめっきんしすてむ 英語表記:Low Temperature Plasma Sterilization System

低温プラズマ滅菌システムとは
有毒な薬剤を使用せず、人にも環境にも安全に滅菌します。滅菌時間は短時間で終了し、エアーレーションの必要はなく、さらに低温・低湿滅菌のため、高度精密医療機械から一般プラスチック材料まで、広範囲な器材の滅菌を可能にした、安全と効率を考えた低温滅菌システムです。

低温プラズマ滅菌の原理は
微生物を不活化する滅菌材として過酸化水素を前駆物質として利用した低温プラズマ滅菌法により、手術器具等の医用器材を滅菌する装置です。滅菌サイクルでは、専用の過酸化水素カセットから供給される58%過酸化水素水溶液を蒸気化して滅菌チャンバー内に注入します。過酸化水素蒸気は被滅菌物へ拡散し微生物へ作用します。その後、滅菌チャンバー内に高周波(RF)をかけることにより過酸化水素蒸気がプラズマ状態となり同様に微生物へ作用します。

低温プラズマ滅菌の使用用途

薬品・化学
人工臓器、医療器材などの素材の研究開発、バイオクリーンルーム施設用機材の滅菌

医療
人工臓器(眼内レンズ、人工関節など)のメンテナンス前滅菌、医療器材(内視鏡、手術器材など)のメンテナンス前滅菌

畜産
人工受精器材などの滅菌、SPF動物施設用機材の滅菌

大学・研究機関
医用材料の研究開発など

カテゴリ: 科学・産業機器

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