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更新日:2019年02月18日

オープンチャンバー

読み方:おーぷんちゃんばー 英語表記:Forced Convection Ovens with Air Curtain

オープンチャンバーとは
エアーカーテンにより試験槽内部と槽外雰囲気とを遮断して、扉部分が無い状態のまま恒温状態を保つことができる温度試験槽のこと。
扉が無いため、被試験体の動作電源や測定装置などのケーブル・信号線などを外すことなく温度試験が実施でき、さらに出し入れも可能など、扉が無いことにより利便性が高い。
磁気ディスク装置・プリント基板・パソコン・計測器・テレビ・オーディオ・電話機・時計など、多彩な電子機器の開発・試験・修理などに用いられる。

オープンチャンバーの構造
扉が無い構造でありながら試験槽内部は0℃以下の低温から60℃~80℃の高温まで維持できる能力を実現させるため、主に2層および3層式エアーカーテンを採用した構造である。
温度試験時の利便性を向上させるため、エアーカーテン部手前に作業カウンターが取り付けられる構造となっている。
これらの機能を実現させるため、OTC-213A型を例に取ると有効寸法幅670×奥行500×高さ400mmに対し外形寸法は幅750×奥行880×高さ1,500mmと、奥行と高さが大きくなる傾向にあるが間口方向(幅)が大きくなることは比較的抑えられており、良好な設置性を確保している。

カテゴリ: 科学・産業機器

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