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会社情報

SDGsへの取り組み

SDGsとは

2015年9月、国連本部において「国連持続可能な開発サミット」が開催されました。
その成果文書として「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が加盟193ケ国の全会一致で採択され、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」が掲げられました。
SDGsは17の目標と169のターゲットから成り、2030年までにこれらの目標を達成するために、企業の参画・貢献も期待されています。

企業としての取り組み

当社の基本理念である『革新的な商品とサービスを提供し、人類に幸福をもたらす科学技術の進歩発展に貢献します』は、SDGsの取り組みと方向性を同じにし、当社製品のユーザーも含めた社会全体が取り組むべき目標達成に貢献していくという意思表示の一つと考えます。
また、管理・開発・製造・購買物流・営業・サービス 等の各部門において持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)に取り組み、社会に貢献していくことを目指します。

事業を通じたSDGsへの貢献

当社各部門における具体的な取り組みをご紹介します。

注:2021年現在

南アルプス工場(R&Dセンター)はISO14001・9001・13485を取得しています。
テスティングラボラトリ(サービス部門)では、ISO17025を取得しています。
フィールドエンジニアリング部はISO9001を取得しています。

ヤマト科学のSDGsへの取り組み(PDFファイル)

社是・企業理念とSDGs

当社社是には、SDGsの理念に沿う課題への「挑戦や革新」「思いやりの心」などが盛り込まれており、各社員が社是に沿った活動をすることでSDGsを推進します。また、当社企業理念は、当社の企業活動を通じ科学技術の進歩に貢献すること表明しており、それがSDGsの理念と同じくするものと考えております。

社是

  1. 「挑戦と革新」 進取の精神を発揮し、困難な課題に果敢に挑戦し、革新する
  2. 「誠実と信頼」 誠実な対応により、確固たる信頼の輪を築く
  3. 「公正と信用」 公明正大な事業活動により、信用を堅持する
  4. 「忠恕と感謝」 全てに思いやりと感謝の心を持ち続ける

基本理念(ヤマト科学の使命・存在意義)

革新的な商品とサービスを提供し、
人類に幸福をもたらす科学技術の進歩発展に貢献します

社是・基本理念についてはこちらをご覧ください。

環境理念

ヤマト科学株式会社は、経営理念に基づき、企業活動のあらゆる面において環境保全活動に積極的に取り組み、環境保全と利益創出を同時に実現する「環境経営」をめざします。

環境方針

  • 1. 環境関連法規制の順守
  • 2. 環境負荷低減をめざした業務プロセスの改善
  • 3. 環境負荷低減を配慮した事業活動の推進
  • 4. 環境配慮型商品・システムの開発
  • 5. 環境マネジメントシステムの充実と展開
  • 6. 環境方針の通知と公開

環境理念・環境方針についてはこちらをご覧ください。

SDGs具体的な取り組み

事例①

東京大学において、理工系分野における、障がいを持つ方々の研究を支援するインクルーシブな科学環境の整備を目指した「科学教育環境におけるインクルーシブデザイン構築事業」がスタートしました。当社は科学機器・分析機器・研究施設のメーカーとしてこれに参画し、環境構築に向けて今まで培った知見を提供することで、障がいをもつ方でも安全・安心に研究が出来る実験環境の構築を目指し、共同研究企業としてこの事業に参画しています。具体的には、障がいを持つ車椅子ユーザーの研究者と一緒に、車椅子の方でも安全に実験が出来る実験室・実験什器を開発していて、SDGsの理念である「誰ひとり取り残さない」教育環境の実現に取り組んでいます。
 外部サイト:「インクルーシブ・アカデミア・プロジェクト」へのリンクです。

インクルーシブデザイン・ラボPJが日経BPに掲載されました
日経BPの「一歩先行く研究者」という連載コーナーに、当社が東京大学先端科学技術研究センターと共同研究に取り組んでいるインクルーシブデザイン・ラボPJが掲載されました。
記事の詳細についてはこちらをご覧ください。

事例②

ヤマト科学グループ(ヤマト科学・ヤマトマテリアル・サンメディックス)は、様々な人が働ける環境を提供する為、障がい者雇用支援の農園事業を行っている株式会社エスプールプラスの「一人でも多くの障がい者雇用を創出し、社会に貢献する」理念に共感し、障がい者雇用施設「さいたま越谷農園」の合同運営を開始いたしました。

農園の特長

当農園は、野菜作りを通じて「安全・清潔」をモットーに、長期的に安心して就業できる環境を整備しており、様々な就労者の能力特性を活かすことができる就業モデルになっています。
株式会社エスプールプラスが提供する農園事業の、就労者の定着率は10年間で92%を超えており、障がい者の方が安心して働ける職場環境を実現しています。

障がい者雇用のみに留まらず、様々な活用ができる農園

農園運営は、単に障がい者雇用として活用するだけでなく、ノーマライゼーションへの理解促進のため社員研修の場所として活用、さらに収穫した野菜を社内配布して健康経営につなげたりすることもできます。
このように活用方法を広げることで、企業価値の向上をもたらし、働く障がい者やスタッフのやりがいにもつながります。

当社は今後も、様々な人が働きがいのある職場環境を提供してまいります。

電力のカーボンフリーを実現

生産拠点・物流拠点・営業拠点のカーボンフリー

当社の主要な生産拠点である南アルプス工場、物流拠点である厚木商品センターを含む厚木事業所、及び自社所有の営業拠点である筑波営業所では、環境負荷低減を目指した取り組みの一つとして電力のカーボンフリー(再生可能エネルギーへの移行)を行いました。環境負荷低減に寄与し、社会への貢献に取り組んでおります。

生産・物流・営業拠点の電力カーボンフリーを実現(PDFファイル)

南アルプス工場の電力地産地消

南アルプス工場においては、電力の地産地消というエネルギー供給の新しい形を実現するため「やまなしパワー NEXT」(ふるさと水力)と契約いたしました。電力を地産地消することで、送電ロスの改善のような電力利用の効率化も図れるものと考えております。

「やまなしパワーNEXT(ふるさと水力プラン)」認証書交付式

2022年5月26日 南アルプス工場において、「やまなしパワーNEXT(ふるさと水力プラン)」の契約に関する認証書の交付式が執り行われました。
当日は、山梨県企業局 公営企業管理者 中澤宏樹 様より 認証書と楯を授与頂きました。

(左から)ヤマト科学 工場管理グループ 杉岡課長、製造部 今泉部長代行、坂本工場長
山梨県企業局 公営企業管理者 中澤様、イメージキャラクター「ゴロン太」

認証書

楯(デザイン)

厚木事業所の電力

物流拠点である厚木商品センターを含む厚木事業所においても、2022年2月より電力契約を見直し、RE100適合(FIT)電力構成により、再生可能エネルギー100%の電力利用を行っております。また、2023年1月より太陽光発電設備を導入し、調達による電力自体も削減する体制になりました。

筑波営業所の電力

自社所有の営業拠点である筑波営業所においても、2022年8月より電力契約を見直し、RE100適合(FIT)電力構成により、再生可能エネルギー100%の電力利用を行っております。

契約ステッカー

※RE100とはRenewable Energy100%の略で、事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする国際的なイニシアチブを示します。

SDGsに関わる活動

南アルプス工場の取り組み

当社の生産拠点のひとつである南アルプス工場では、環境負荷低減を目指して様々な取り組みを行っております。また、社会貢献の一環として工場周辺の清掃活動を行い、住み続けられるまちづくりに寄与しています。

産廃削減(資材・部品納入における通い箱の利用)・化学物質管理・定期環境推進委員会の実施・省エネ(毎月のエネルギー使用量配信)・製品の品質と安全性の向上(製造者リスクアセスメント、FMEAの実施)・工場排水の水質基準値(法規制より厳しい自主基準)の維持管理・修理品のフロン回収(第1種フロン類充填回収業)・BCP対応手順書の運用・ペットボトルキャップ回収(発展途上国の子供にワクチンを)・設備アセスメントの実施(安全向上、省エネ設備への入れ替え)・節電・空調の適温化徹底・廃棄物の分別強化・リサイクル

イオン交換樹脂リサイクル、容器リユースの実施

当社では純水製造装置に使用されているイオン交換樹脂(イオン交換器)のリサイクル・リユースに取り組んでおります。返送料を当社が負担することで、イオン交換樹脂をリサイクルしており回収率は80%以上であり、イオン交換器の容器もリユース可能な構造としています。

対象製品など詳しくはこちらをご覧ください。

商品センターでの梱包材量の再利用

当社の物流拠点である厚木商品センターでは、新規梱包材の使用を削減するため、リサイクル品の活用を進めております。製品の梱包に使用する段ボールの削減に取り組み、再利用可能な資源への切り替えを実施しました。

SDGsの理念に沿った製品

当社では商社として自社での開発・生産品以外にも多くの製品を取り扱い販売しています。その中にはSDGsの理念に沿ったものも多くあり、当社の取り組みの一端を担っています。

自社開発製品

①RCFフリー製品

前モデルでは断熱材としてRCF(リフラクトリーセラミックファイバー)が使われていましたが、現行モデルでRCFフリー化に取り組み、実現しました。

※本製品の SDGsへの取り組みをトピックスとした読み物です。
↓こちらをクリックいただくとPDFファイルで表示します。ぜひご一読ください。

SDGsへの取り組みに関して 第1回『RCFフリー』(PDFファイル)

②低GWP製品

より低いGWP値の冷媒を使った製品への移行を実現しました。

③自然冷媒利用製品

脱フロン系冷媒を図り、自然冷媒であるR600などを利用した製品です。GWP値10以下を実現しました。
冷却トラップ DC801型も同様です)

※本製品の SDGsへの取り組みをトピックスとした読み物です。
↓こちらをクリックいただくとPDFファイルで表示します。ぜひご一読ください。

SDGsへの取り組みに関して 第3回『低GWP化』(PDFファイル)

④ペルチェ素子

ペルチェ素子を利用した電子冷却方式を採用し、冷媒を使った冷凍機に頼らない製品を30年以上にわたり販売し続けています。

※本製品の SDGsへの取り組みをトピックスとした読み物です。
↓こちらをクリックいただくとPDFファイルで表示します。ぜひご一読ください。

SDGsへの取り組みに関して 第4回『ペルチェ素子』(PDFファイル)

取扱商品

⑤除菌消臭剤 A2Care

あらゆる生活シーンで活躍する、全く新しいタイプの除菌消臭スプレー!
成分の安全性が高いため人にもモノにもダメージレス。

これまでにない除菌消臭剤であるA2Careは、優れた除菌効果・消臭効果と人体への高い安全性を持つ優れた製品です。製品ラベルに「誰もが治療を受けられる未来を」というメッセージがある通り、商品の売り上げの一部を世界の医療団の支援活動に充てられています。製品自体もSDGsの理念に沿ったものです。当社は、このA2Care関連製品の販売を通して、社会への貢献に関わっています。

SDGsの社内浸透

ヤマト科学では、社是・基本理念を社員に浸透させることを通じ、SDGsにつながる思考を社員に教育しております。その他にも、SDGsの理念の教育や各部門におけるSDGsの取り組みを全社員に通知することを通じ、広く普及していく活動を行っています。

ヤマトSDGs物語