製品情報
商品コード:255352
型式:RE202
新デザイン 定番エバポレーター誕生!
本体の高さ調節は、スプリングで動作するジャッキハンドルを使用します。スプリングはガラス類や配管を接続した状態で力が釣り合うように調整されており、軽い力で上げ下げできます。ジャッキの固定/解除はハンドルをひねるだけ。最大200mmの高さストロークを確保しているので、蒸留フラスコの着脱に便利です。
※ジャッキハンドルを解除する際は、安全のため必ずスライドパネルの上部を手で抑えながら操作してください。
ガラスセット・バスの位置は、利き手や置き場所に合わせて、本体の左右どちらにも据付可能です。操作パネル後方にあるモータボックスを回転させることで逆向き仕様に変更できます。ヒュームフード内や実験台など限られたスペースに応じて、自由にレイアウトしてお使いいただけます。縦型のガラスセットBタイプは、ヒュームフード内に3台配置可能です。
※縦型のガラスセットBタイプを組み換える際は、冷却管ホルダの向きを変更してお使いください。
装置の運転は中央にある操作パネルを使用します。エンコーダ(つまみ)をゆっくり回すと回転数表示が1ずつ変化し、早く回すと10ずつ変化します。回転数は5~315rpmの広範囲(低~高速)で設定可能です。回転数を確定した後、▶|■ キーを押せば、蒸留フラスコ部が回転します。回転モードは、正回転、逆回転、設定した時間で正⇆逆回転を繰り返す自動反転から選択。
※回転数表示部(LED)には、現在の測定回転数、設定回転数、パラメータ等が表示されます。運転中でも回転数の設定が行えます。LEDの輝度は8段階で調節可能。
冷却管に溜まる凝縮液が内部を伝って真空シール部に侵入してしまうのを防止するため、冷却管内部の真空シール直前に折り返し(液溜まり防止構造)を設けました。真空シール部への逆流を防止したことで、真空シールの耐久性が向上しました。有機溶媒を含んだ試料を多用される場合は、別売のPTFE真空シールをご利用下さい。
※ケトン、エーテル系溶媒を使用する場合、標準付属のフッ素ゴムシールは膨潤してしまいます。
本体背面には、ACアダプタホルダが用意されており、ACアダプタや余ったケーブルをまとめてキレイに収納できます。さらに付属の背面カバーを使って背面を覆えば、ホコリや液体の侵入を抑え、スッキリとした配線で実験台やヒュームフード内に配置できます。
ウォーターバスとオイルバス(水/オイル兼用)の2種類のバスをご用意。外形寸法φ262mmで内寸φ240mmの大容量5Lサイズです。バス内部にヒータやセンサがなくフラットな形状なので、お手入れも簡単です。自動過昇防止、温度上限異常、独立過昇防止(温度固定式)等、安全機能を装備したバスです。
冷却管表面の結露を抑制する断熱材をガラスセットに標準付属。ノズル部の断熱材と合わせてご使用ください。オプション品として追加購入していただくことも可能です。
冷却管内の凝縮液が試料導入チューブを伝って蒸留フラスコへ逆流してしまうのを防止する試料導入チューブカバーを冷却管内に設けました。試料導入チューブを上から覆う形状をしており、ガラス管内部にカバーとなるガラス形状を搭載する極めて複雑な構造を実現しました。
真空コントローラVR102S(別売)を連動し制御します。
また専用ケーブルで電源供給もRE202から取ることが出来ます。
≫VR102Sの詳細はこちら
冷却管と受フラスコに飛散防止用コーティングを施し、落下した場合や、誤って衝突させた場合にもガラスの飛散を最小限に抑えます。
地震対策としても、破損が生じた際の避難路へのガラス飛散を抑制し、研究者様の安全に寄与いたします。
≫価格等はこちら
豊富なフラスコ類やPTFEの真空シールなどもご用意しています。
≫オプション関係はこちら(PDF)
≫ロータリーエバポレーター(RE202)および 真空コントローラ付きロータリーエバポレーター(REV202M)の16通りの組み合わせ例(PDF)
≫ロータリーエバポレーター(RE202)本体セット選定表はこちら
≫チラー(CFシリーズ)はこちら
≫ダイアフラム式真空ポンプ(N820G)はこちら
商品コード | 255352 |
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型式 | RE202 |
タイプ | RE202A: ロータリーエバポレーター 横型A | RE202B:ロータリーエバポレーター 縦型B |
冷却管 | RE202A: 2重巻き蛇管(冷却表面積:約0.143m2、断熱材付) 真空シール(FKM、片面PTFE 仕上げ)| RE202B: 縦型2重巻き蛇管(冷却表面積:約0.143m2、断熱材付)真空シール(FKM、片面PTFE 仕上げ) |
ロータリージョイント | RE202A: TS29/38 内径φ 18 × L284mm | RE202B:TS29/38, 内径φ 18 × L208mm |
フラスコ類 | 蒸発フラスコ(TS29/38、1L)およびクリップ(POM)、受フラスコ(S35、1L)、およびボールジョイントクランプ(SUS) |
モータ | DC ブラシレス |
接続ノズル径 | 外径φ 10mm(冷却水・真空) |
回転数速度範囲 | 5 ~ 315rpm エンコーダ式デジタル設定・表示 |
ジャッキ | 手動バランス式( 200mm 無段階調整、90°回転による固定・解除) |
フラスコ蒸発能力 | ~ 23mL/min(水の蒸発量) |
安全機能 | 過負荷時モータ停止機能、過電流保護、過電圧保護 |
その他の機能 | 正転/ 逆転/ タイマによる自動反転切替、停電復帰(モード選択式) |
適合蒸発フラスコ | TS29 50 ~ 2000mL(JIS 規格) |
適合受フラスコ | 100 ~ 2000mL |
付属品 本体 | 取扱説明書、保証書、AC アダプタ、電源コード(約2m)、バスガイド、背面カバー、マジックテープ(片面・両面)、冷却管ホルダ、六角レンチ |
付属品 ガラスセット | 保証書、フラスコクリップ、受フラスコクリップ、真空シール、フラスコプッシャー(TS29 用)、冷却管断熱材 |
外寸法(幅×奥行) | 719×324mm |
備考(寸法) | RE202A:高さ534(ジャッキ最高位置:734mm) | RE202B:幅529×奥行324×高さ745mm(ジャッキ最高位置:945mm) |
電源容量 |
100V
15A
~ 230V(AC100V 15A 用プラグ付) |
電流値 | 1A |
重さ | 9kg |
備考(重さ) | (ロータリーエバポレーター本体:約7kg +ガラスセット:約2kg) |
価格(税抜) | 110,000円~ |
冷却管及びロータリージョイントは新規格となっておりますので、互換性はありません。
蒸留フラスコ(ナスフラスコ)及び受けフラスコ(丸フラスコ)はすり合わせが同一となりますので、互換性があります。
ロータリージョイントと蒸留フラスコの間にトラップ球を取り付けてください。
ロータリージョイントと蒸留フラスコが直結されている場合は、メス-オス:TS29/42-TS29/42 L 183mm(商品コード:RE200GT002)を選定ください。
粉体試料のかたまるのを防止するために使用します。
粉体がさらさらに乾燥していない場合、逆転を繰り返すことで固まった状態を崩すことができます。
その他固体と液体が混合している試料を撹拌しながら濃縮したり、結晶化するような試料の濃縮にも有効です。
◆モータ過負荷
大きなトルクを要するサンプル(粘性の高い粉や比重の大きい粉 等)を使用していたらサンプル量を減らすなどして負荷を小さくしてください。
◆給電側の電圧低下
電源を供給しているコンセントの電圧が装置の規定範囲内になっているかを確認してください。
AC90V以下に低下している場合は、給電側の電圧を上げる措置をおこなってください。
上記に当てはまらない場合修理が必要となる可能性があります。
ご購入いただいた販売窓口担当者、または弊社WEBサイト お客様サポート お問い合わせお申し込みフォームへ点検・修理を依頼してください。
ロータリージョイントが滑っている可能性があります。
取り付ける際には『カチッ』と音がするまで押し込んでください。
しっかり押し込まれている場合は、ロータリージョイントを取り外し摺り部分を拭いてから再度取り付けなおしてみてください。
上記で復旧しなければ、内部部品の消耗などご修理が必要な不具合が発生している可能性があります。
ご購入いただいた際の販売窓口担当者か、弊社WEBサイト お客様サポート お問い合わせお申し込みフォームにご連絡いただき、点検・修理をご依頼ください。
蒸留フラスコが芯ブレの少ないロータリーエバポレータ用でない場合、振動することがあります。
擦りサイズが合えば市販のナスフラスコも取付けできてしまいますので、ロータリーエバポレータ用のナスフラスコでない場合は当社純正品などのナスフラスコに付け替えてください。
当社純正品を使用いただいても振動が収まらない場合、駆動回路の故障などが考えられます。
ご購入いただいた販売窓口担当者、または弊社WEBサイト お客様サポート お問い合わせお申し込みフォームへ点検・修理を依頼してください。
電源を切り装置を再起動しても復旧しなければ、コントローラ基板の記憶素子が故障した可能性があります。
ご購入いただいた販売窓口担当者、または弊社WEBサイト お客様サポート お問い合わせお申し込みフォームへ点検・修理を依頼してください。
ロータリージョイントロック部が何らかの原因で固着したか、摩耗・劣化している可能性があります。
プラスチックハンマーなどでロータリージョイントを割らないように静かに叩いて外してください。
外れない場合はご購入いただいた販売窓口担当者または弊社WEBサイト お客様サポート お問い合わせお申し込みフォームにご連絡の上、修理をご依頼ください。
互換性があります。
ロータリージョイントの長さは違いますが、ガラスすり合わせ部の規格はいずれも標準仕様のロータリージョイントはTS29/38となっております。