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更新日:2019年02月18日

低温恒温器

読み方:ていおんこうおんき 英語表記:Low temperature incubators

低温恒温器とは
槽内温度はおよそ-10(0)℃~50(60)℃で設定ができ、槽内温度を一定温度に保つ事ができる機器となります。様々な業種の試験研究、品質管理、生産部門などで、培養をはじめ、保管、環境試験等で活用されています。槽内コントロールにおいては、ファンにより槽内を攪拌させ、温度分布の均一化を行う送風循環方式と、槽内には殆ど風の流れを作らず槽の外側のジャケットで風の流れを作り制御を行うエアジャケット方式の2種類が有ります。長期使用においては槽内制御に用いる冷却器に霜が付きやすくなります。その対策として、定期的にデフロスト(ホットガスによる霜取り)の必要がありますが、インバーター制御の活用により、霜付きを大幅改善し、また、省エネ化も同時に達成したINE800(送風循環方式)、ILE800(エアジャケット方式)も用意しています。また、環境試験にも考慮し、温度と時間のパターンのプログラムを組み運転する機能を有する機器も用意されています。

低温恒温器の種類
INシリーズ:使用温度:-10~+50℃、送風循環方式、スタンダードタイプ。
IQ822:使用温度:-10~+50℃、送風循環方式、2つの槽を有し、各々が独立して設定操作が可能。
INE800:使用温度:0~+60℃、送風循環方式、冷却器への霜付き低減と消費電力の削減。
IL603:使用温度:0~+50℃、エアジャケット方式スタンダードタイプ。
ILE800:使用温度:0~+60℃、エアジャケット方式、冷却器への霜付き低減と消費電力の削減。
IJシリーズ:使用温度:(周囲温度-20)℃~+60℃、ペルチェ素子による冷却で低振動、小型卓上。

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