製品情報
商品コード:211144
型式:ILE800
Low Temperature Air Jacket Incubator
大量培養に適した大型、34%消費電力削減と霜付低減(特許第6491465号)
インバータ制御と当社独自の冷凍機回路により、蒸発器の霜付き改善と温度降下時間の短縮を両立しました。(特許第6491465号)
インバータ制御により消費電力を約34%削減しました。(当社従来比、37℃冷凍機サイクル運転)
槽内にエアジャケット構造を採用し、2重扉にて内側にガラス扉を装備していますので寒天培地による培養実験等乾燥を嫌う試験用途に最適です。槽内は清掃しやすいR構造を採用しています。
デフロスト排水を受ける排水バット(オプション)を用意しています。
φ50mmケーブル孔とシリコンスポンジ栓を標準で装備しています。
商品コード | 211144 |
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型式 | ILE800 |
方式 | エアジャケットによる自然対流 |
性能 温度制御範囲 | 0℃~60℃ |
性能 設定温度範囲 | -5℃~65℃ |
性能 温度調節精度 | JTM K05 ±0.2℃(at 37℃冷凍機連続運転時)/JTM K05 ±0.3℃(at 37℃冷凍機サイクル運転時) |
性能 温度変動 | JIS 0.6℃(at 37℃冷凍機連続運転時)/JIS2.0℃(at 37℃冷凍機サイクル運転時) |
性能 温度分布精度 | JTM K05 ±1.0℃(at 37℃冷凍機連続運転時) |
性能 温度勾配 | JIS 3.0℃(at 37℃冷凍機連続運転時) |
性能 冷凍機動作範囲 | 設定温度-5℃~44℃ |
使用周囲温度範囲 | 5℃~35℃ |
構成 内槽 | ステンレス鋼 SUS304 |
構成 霜観測窓 | 霜付確認用窓 透明アクリル板 |
構成 内扉 | 強化ガラス 5mm |
構成 温度制御(Ⅴ型コントローラ) | 冷凍機周波数制御+ヒータPID制御+電子膨張弁リリーフ制御 |
構成 センサ | Pt100Ω(温度制御用)+K熱電対(EV制御用)、K熱電対(過昇防止器用) |
構成 温度設定・表示方式 | デジタル設定・デジタル表示 |
構成 冷凍機 | インバータ式圧縮機 |
構成 冷媒 | HFC-R410A |
構成 霜取り運転 | ホットガスバイパス方式、マニュアルデフロスト(手動ON,自動OFF)、サイクルデフロスト(24hに1回、5分) |
構成 ケーブル孔 | 内径φ50mm 本体左側面 |
運転機能 | 定値運転、オートスタート、クイックオートストップ、オートストップ 冷凍機運転モード(連続運転、サイクル運転) |
安全装置 | 過電流付漏電ブレーカ、過昇防止器、冷凍機保護用遅延タイマ、冷凍機オーバーロードリレー保護回路、自己診断機能(センサ異常、ヒータ断線、SSR短絡、自動過昇防止) |
その他の機能 | キーロック機能、キャリブレーションオフセット機能、コンデンサフィルタ、ドアスイッチ |
規格 棚板段数/棚受ピッチ・耐荷重 | 29段/30mm 15kg/枚 |
付属品 棚板/棚受 | ステンレスパンチングメタル 5枚/10本 |
付属品 他 | 扉用鍵 2個、ケーブル孔用シリコンスポンジ栓 |
内寸法(幅×奥行×高さ) | 600×530×1000mm |
外寸法(幅×奥行×高さ) | 785×650×1765mm |
備考(寸法) | 約300L |
電源容量 |
AC100V
14.4A
ブレーカ容量および電源設備容量 15A |
重さ | 150kg |
価格(税抜) | 922,000円 |
弊社ホームページ上でお客様登録いただけますと通常1年の無償保証が2年間となります。
大凡ではございますが、
棚板耐荷重*標準付属枚数=装置全体の耐荷重
とお考え下さい。
例:ILE800型の場合
棚板耐荷重:15kg/枚
棚板付属数:5枚
15kg*5枚=75kg
棚板1枚あたりの耐荷重はカタログや取扱説明書に掲載しておりますので、該当する型式の棚板耐荷重及び標準付属枚数をご参照下さい。
出来ません。
補強をしておりませんので強度が無く、内槽が変形する恐れがあります。
必ず棚板を取付けてその上に処理対象物等を置くようにしてください。
低い唸り音、ブーンというような質の音がする場合は、冷凍機の運転音です。
但し以前より音が大きくなっているようですと不具合の可能性があります。
その際には購入時の営業担当者にご連絡を戴き、点検修理をご依頼下さい。
1.槽内底面の観測窓を確認し、冷却部に霜が着いていたら取扱説明書を参照し手動デフロスト運転で霜取りをして下さい。
極度に付着している場合は一旦運転を停止し、半日から1日扉を開けて放置して霜を除去して下さい。
2.物を入れ過ぎていませんか。
棚板を上から見て物の占有率が70%以下になるまで減らして下さい。
3.冷凍機を止めていませんか。
取扱説明書を参照し、冷凍機の運転が停止していれば連続で動くようにして下さい。
4.冷凍機が冷却不足になっていませんか。
取扱説明書を参照し、冷凍機冷却部に埃が溜まっていましたら掃除機などで清掃して下さい。
周囲温度が35℃以上になる環境の場合は、室温を35℃以下になるようにして下さい。
周囲が囲まれた状況ですと室温が35℃以下でも装置自体の発熱で装置周りの気温が高くなる場合がありますので、風通しの良い状態にして下さい。
以上に当てはまらない場合は、購入戴いた弊社営業拠点あるいは販売店にご連絡戴き、修理をご依頼下さい。
数値が微妙に上下動する、設定温度になかなか到達しない、表示の発光が薄いなどの症状がみられる場合、給電の電圧が不安定あるいは低い可能性があります。
電源電圧の許容は100V±10%です。
電源を供給しているコンセントの電圧を測定し90V前後かそれ以下の場合には昇圧の措置を行ってください。
また周囲温度の変化が激しい、試料が影響している場合にも数値が微妙に上下動する、設定温度になかなか到達しない現象が発生することがあります。
周囲温度は5~35℃の範囲とし、空調の風が直接当たる環境にある場合は風が直接当たらないようにしてください。
試料が発熱体の場合・熱負荷が大きい材質の場合は、入れる数を減らすなどして負荷を少なくする措置を行ってください。
また熱負荷が大きくない場合でも入れすぎで症状が出ることがあります。
棚板には表面積の30%以上は隙間が空くように試料を配置してください。
弊社INシリーズのように強制送風循環方式では冷やす機構が送風循環の中にあるので、その機構が除湿をしてしまいます。
その結果培地の乾燥や冷やす機構の部品に霜が付き冷却能力が落ち温度が安定しなくなることがあるため、弊社では冷凍機サイクル運転を搭載したりインバータ制御で対応しておりますが、エアジャケットによる自然対流方式では槽内に冷やす機構が無く風も吹いていないため、培地の乾燥や霜付きにより温度が不安定になることが強制送風循環方式より大幅に減少します。
冷凍機過負荷のエラーコードです。
一旦電源を切り、十分に冷ましてから再度運転を開始してください。
また、使用周囲温度が35℃を越えている場合は周囲温度を下げご使用下さい。
フィルタ又は凝縮器に目詰まりがある場合は取扱説明書「日常の点検/お手入れ」にしたがい清掃を行ってください。
再びエラーが発生した場合は冷凍機か制御基板が故障している可能性があります。
ご購入いただきました販売窓口担当者か弊社お客様総合サービスセンターにご連絡いただき、点検・修理をご依頼ください。
オプションの棚板(商品コード:212839)の重量は、棚板1枚と棚受金具2本をビニール梱包した在庫している状態の実測重量で約1.1kgです。
判ります。
現行品は装置の外装にシールで貼付されておりますので、ご確認ください。