製品情報
商品コード:211156
型式:IL603
Low Temperature Air Jacket Incubator
卓上エアージャケット培養器、霜付を低減(特許出願中)
当社独自の冷凍機回路により培養温度帯における蒸発器への霜付量が大幅に改善しました。(当社従来比)(特許出願中)
槽内にエアジャケット構造を採用し、2重扉にて内側にガラス扉を装備していますので寒天培地による培養実験等乾燥を嫌う試験用途に最適です。
アナログ出力(温度出力4-20mA、外部通信(RS485))端子を標準搭載しております。外部通信アダプタセット(オプション)はPC接続端子RS232C/USBタイプを用意しています。
デフロスト排水を受ける排水ボトル(オプション)を用意しています。
φ50mmケーブル孔とシリコンスポンジ栓を標準で装備しています。
商品コード | 211156 |
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型式 | IL603 |
方式 | エアジャケットによる自然対流 |
性能 温度制御範囲 | 0℃~50℃ |
性能 設定温度範囲 | -5℃~55℃ |
性能 温度調節精度 | JTM K05 ±0.3℃(at 37℃冷凍機連続運転時)/JTM K05 ±1.0℃(at 37℃冷凍機サイクル運転時) |
性能 温度変動 | JIS 2.0℃(at 37℃冷凍機連続運転時)/JIS 3.0℃(at 37℃冷凍機サイクル運転時) |
性能 温度分布精度 | JTM K05 ±1.0℃(at 37℃冷凍機連続運転時) |
性能 温度勾配 | JIS 2.2℃(at 37℃冷凍機連続運転時) |
性能 冷凍機動作範囲 | 設定温度-5℃~44℃ |
性能 使用周囲温度範囲 | 5℃~35℃ |
構成 内槽 | ステンレス鋼 SUS304 |
構成 霜観測窓 | 霜付確認用窓 透明アクリル板 |
構成 内扉 | 強化ガラス 5mm |
構成 温度制御(VS3Pコントローラ) | P.I.D.制御 |
構成 センサ | Pt100Ω(温度制御用)+K熱電対(過昇防止器用) |
構成 温度設定・表示形式 | デジタル設定・デジタル表示 |
構成 冷凍機 | 空冷全密閉型圧縮機 300W(レシプロタイプ) |
構成 冷媒 | R134a |
構成 霜取り運転 | ホットガスバイパス方式、マニュアルデフロスト(手動ON,自動OFF)、サイクルデフロスト(24hに1回、5分) |
構成 ケーブル孔 | 内径φ50mm 本体左側面 |
運転機能 | 定値運転、オートスタート、クイックオートストップ、オートストップ 冷凍機運転モード(連続運転、サイクル運転) |
安全装置 | 過電流付漏電ブレーカ、過昇防止器、冷凍機保護用遅延タイマ、冷凍機オーバーロードリレー保護回路、自己診断機能(センサ異常、ヒータ断線、SSR短絡、自動過昇防止) |
その他の機能 | キーロック機能、キャリブレーションオフセット機能、温度出力端子、RS485通信機能、警報出力端子、コンデンサフィルタ |
規格 棚板段数/棚受ピッチ・耐荷重 | 12段/35mm 15kg/枚 |
付属品 棚板/棚受 | ステンレスパンチングメタル 3枚/6本 |
付属品 他 | 扉用鍵 2個、ケーブル孔用シリコンスポンジ栓 |
内寸法(幅×奥行×高さ) | 600×530×500mm |
外寸法(幅×奥行×高さ) | 710×645×1008mm |
備考(寸法) | 159L |
電源容量 |
AC100V
14A
ブレーカ容量および電源設備容量 15A |
重さ | 105kg |
価格(税抜) | 648,000円 |
弊社ホームページ上でお客様登録いただけますと通常1年の無償保証が2年間となります。
大凡ではございますが、
棚板耐荷重*標準付属枚数=装置全体の耐荷重
とお考え下さい。
例:IL603型の場合
棚板耐荷重:15kg/枚
棚板付属数:3枚
15kg*3枚=45kg
棚板1枚あたりの耐荷重はカタログや取扱説明書に掲載しておりますので、該当する型式の棚板耐荷重及び標準付属枚数をご参照下さい。
出来ません。
補強をしておりませんので強度が無く、内槽が変形する恐れがあります。
必ず棚板を取付けてその上に処理対象物等を置くようにしてください。
電源を入れEr.19が出ている状態で、下記の操作を行って下さい。
下記操作後は一旦電源を切り、電源を入れ直してEr.19が再発しない事を確認して下さい。
1.過昇防止器の設定が設定温度+10℃以下になっていれば、設定温度+10℃以上に変更してください。
設定温度が室温よりも低い場合は電源投入直後にEr.19が出てしまいますので、室温より5℃以上高い温度に設定して下さい。
デフロスト運転を行う場合は、設定温度+15℃に設定して下さい。
それでもエラーが発生するようなら5℃ずつ設定値を上げて運用中にEr.19が発動しない設定値まで数値を上げて下さい。
サブメニューキーを押しサブメニューのキャラクターを表示させます。
最初に「oH」が表示されますので、そのまま確定キーを押して下さい。
中段の数値が点滅しますので、△▽キーで過昇防止器の設定値を上記に従い変更し、確定キーを押して下さい。
※初期値は60℃に設定されております。
本機能は試料保護を目的とするものではなく、機器の異常による過熱防止を目的としております。
試料保護や爆発性物質、可燃性物質の使用における事故を保護する機能ではありませんので、通常は初期値のままご使用下さい。
2.キャリブレーションオフセット機能の温度設定が変更されていないかご確認下さい。変更されていれば、設定値を初期値0(ゼロ)に戻してください。
サブメニューキーを押しサブメニューのキャラクターを表示させます。
△▽キーで表示が切り替わりますので、「cAL」が表示されたら確定キーを押して下さい。
中段の数値が点滅しますので、「0」以外の数字なら△▽キーで「0」にして確定キーを押して下さい。
※初期値は0℃に設定されております。
本機能は校正されたセンサ及び温度記録計にて実測値を測定し、差分がある場合に補正を行う為の機能です。
通常は0℃のままご使用下さい。
上記二点で改善しなければ修理対応となります。
低い唸り音、ブーンというような質の音がする場合は、冷凍機の運転音です。
但し以前より音が大きくなっているようですと不具合の可能性があります。
その際には購入時の営業担当者にご連絡を戴き、点検修理をご依頼下さい。
1.槽内底面の観測窓を確認し、冷却部に霜が着いていたら取扱説明書を参照し手動デフロスト運転で霜取りをして下さい。
極度に付着している場合は一旦運転を停止し、半日から1日扉を開けて放置して霜を除去して下さい。
2.物を入れ過ぎていませんか。
棚板を上から見て物の占有率が70%以下になるまで減らして下さい。
3.冷凍機を止めていませんか。
取扱説明書を参照し、冷凍機の運転が停止していれば連続で動くようにして下さい。
4.冷凍機が冷却不足になっていませんか。
取扱説明書を参照し、冷凍機冷却部に埃が溜まっていましたら掃除機などで清掃して下さい。
周囲温度が35℃以上になる環境の場合は、室温を35℃以下になるようにして下さい。
周囲が囲まれた状況ですと室温が35℃以下でも装置自体の発熱で装置周りの気温が高くなる場合がありますので、風通しの良い状態にして下さい。
以上に当てはまらない場合は、購入戴いた弊社営業拠点あるいは販売店にご連絡戴き、修理をご依頼下さい。
最大31台です。
冷凍機が過負荷になっています。
1.凝縮器用の防塵フィルタ及び凝縮器のフィンを清掃してください。
・ 正面のフィルタ取付枠を取り外してください。(マグネット取り付け)
・ フィルタ枠よりフィルタを取り出し掃除機等でホコリを取り除いてください。
・ 凝縮器フィンの表面に付いたゴミを掃除機などで取り除いてください。
・ 凝縮器フィンはやわらかいので、清掃時に潰さないようご注意ください。
・ フィンの先端は鋭いので手を切らないようご注意ください。
2.周囲温度が35℃を超えていませんか。
室内空調をしていても装置の冷凍機からも発熱するので装置の周囲温度が35℃を超える事があります。
また直射日光が当たる等装置外壁が過熱状態になっている場合もありますので、それらを改善して周囲温度35℃を保って下さい。
以上の対策で復旧しない場合冷凍機の不具合が考えられますので、ご購入戴いた販売窓口担当者か本サイト上にある『製品に関するお問い合わせ』をクリックしお問い合わせフォームより修理をご依頼下さい。
出来ません。
重量があり下部に配置する装置の強度が足りない事、2台重ねると2mを超える高さとなる為転倒の危険性が増す事や上部に配置する装置の使い勝手が悪くなる事などが主な理由となります。
数値が微妙に上下動する、設定温度になかなか到達しない、表示の発光が薄いなどの症状がみられる場合、給電の電圧が不安定あるいは低い可能性があります。
電源電圧の許容は100V±10%です。
電源を供給しているコンセントの電圧を測定し90V前後かそれ以下の場合には昇圧の措置を行ってください。
また周囲温度の変化が激しい、試料が影響している場合にも数値が微妙に上下動する、設定温度になかなか到達しない現象が発生することがあります。
周囲温度は5~35℃の範囲とし、空調の風が直接当たる環境にある場合は風が直接当たらないようにしてください。
試料が発熱体の場合・熱負荷が大きい材質の場合は、入れる数を減らすなどして負荷を少なくする措置を行ってください。
また熱負荷が大きくない場合でも入れすぎで症状が出ることがあります。
棚板には表面積の30%以上は隙間が空くように試料を配置してください。
弊社INシリーズのように強制送風循環方式では冷やす機構が送風循環の中にあるので、その機構が除湿をしてしまいます。
その結果培地の乾燥や冷やす機構の部品に霜が付き冷却能力が落ち温度が安定しなくなることがあるため、弊社では冷凍機サイクル運転を搭載したりインバータ制御で対応しておりますが、エアジャケットによる自然対流方式では槽内に冷やす機構が無く風も吹いていないため、培地の乾燥や霜付きにより温度が不安定になることが強制送風循環方式より大幅に減少します。
キャリブレーションオフセット機能に誤入力している可能性があります。
取扱説明書の『キャリブレーションオフセット機能』のページを参照し、補正値が入力されていたら『0(ゼロ)』に設定変更してください。
判ります。
現行品は装置の外装にシールで貼付されておりますので、ご確認ください。