製品情報
型式:Nicolet iS50 / iS50R
かつてない操作性と拡張性、リサーチグレードFT-IRの新基軸
FT-IRの原理などについては、問題解決!ヤマト科学Q&A 「FT-IRとは?」をご覧ください。
Nicolet iS50/iS50Rは測定したい波数に応じて、装置内蔵の検出器を最大3台まで(外付け検出器含めて最大5台まで)搭載することが出来ます。さらにiS50 ABX(オートビームスプリッターチェンジャ、オプション)により効率的な測定が可能になります。
iS50は最大95スペクトル/秒、iS50Rは130スペクトル/秒でスペクトル取得可能です。接着剤、印刷、インク、コーティング材など硬化反応の測定が可能です。
金属基板上のLB膜、アルカンチオールのような自己組織化膜(SAM)のようなナノ薄膜測定にはPM-IRRAS(偏光変調高感度反射)が最適です。従来の高感度反射(IRRAS)と異なり、リファレンス基盤は不要で、大気バックグラウンドの影響を除去するのが容易です。
また、有機半導体や太陽電池で使用される基板表面の薄膜の分子配向が解析可能です。薄膜の面内(IP)・面外(OP)スペクトルを同時取得して、p-MAIRS(偏光多角入射分解分光法)によって分子の配向角が計算できます。
目的に応じた多種多様なアクセサリを搭載することができます。必要に応じてNicolet iN5赤外顕微鏡またはContinuµm赤外顕微鏡を装着することで、よりクオリティの高い故障解析、異物分析を行うことができます。
その他、熱分析装置と組み合わせた「TGA-IR」、ガスクロマトグラフィーTrace1310シリーズと組合わせた「GC-IR」、ラマンモジュールと組合わせた「FTラマン」、レオメータHAAKE MARSシリーズと組合わせた「Rhenaut」、など目的に応じたアクサセリを取り付けることで、様々な測定が可能です。
型式 | Nicolet iS50 / iS50R |
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波数範囲 | 27,000 ~ 20 cm-1 |
波数分解能 | 0.4 cm-1 |
最高分解能 | 0.4 cm-1 |
S/N | 55,000 : 1 |
測定波数範囲 | 27,000 ~ 20 cm-1 |
波数精度 | 0.01 cm-1 以上 |
高速スキャン回数(32cm-1 ) | 95スペクトル / 秒 |
MCT検出器の液体窒素保持時間 | 18時間 |
外寸法(幅×奥行×高さ) | 626×698×276mm |
電源容量 | AC100V 5.7A |
重さ | 60kg |
価格(税抜) | 7,130,000円~ |