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更新日:2018年03月06日

遠赤外線加熱炉

読み方:えんせきがいせんかねつろ 英語表記:Far Infrared Ray Oven

遠赤外線加熱炉とは
加熱炉の加熱部に遠赤外線ヒータを搭載したオーブンです。
産業用では、遠赤外線ヒータと空気加熱用ヒータを併用した加熱炉が一般的です。

遠赤外線アニール炉とは
樹脂などが冷却する過程で生じた内部歪みを取り除く熱処理をアニール処理と呼びます。
通常アニール処理は、熱風循環オーブンなどを用いて処理しますが、効率よく短時間での処理を目的として、遠赤外線ヒータを併用した遠赤外線アニール炉などが用いられます。

遠赤外線加熱炉の原理
光・電磁波の一種である赤外線の中で、特に5.6~1,000μmの波長領域にあるものを遠赤外線と呼びます。
特に水・樹脂・塗料・食品などは、吸収領域が2~20μmの間にあるものが多い為、遠赤外線はこれらに熱をよく伝え、浸透させる性質を持っています。
遠赤外線加熱炉は、これらの波長領域を持つ遠赤外線ヒータを用いて対象ワークを加熱する事により、ワークの材質により優れた温度特性を発揮します。