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Q&A

【お客様の声:ロータリーエバポレーターREV202M(真空コントローラー付き)】大阪公立大学 様

更新日:2024年01月22日

ロータリーエバポレーターREV202M(真空コントローラー付き)をご使用いただいております、大阪公立大学 大学院工学研究科 物質科学生命系専攻 応用化学分野 物理化学研究グループ 竹内雅人 准教授にお話を伺いました。

研究室の研究内容を教えてください。

赤外分光法を用いた触媒、化学蓄熱材、吸着材の表面分析を行っています。
また、固体酸触媒のコンセプトを応用した吸着材の開発を行っています。

ロータリーエバポレーターは主に研究のどのようなシーンで使用されますか?

触媒や吸着材の調製になります。(活性成分の担持)

当社のロータリーエバポレーターを選定いただいた理由をお聞かせください。

減圧条件で溶媒を蒸発させる際、容器の内圧を精密に制御できる機能が魅力的であったためです。
きっかけはScience系YouTuber市岡元気さんが、抽出成分の濃縮にロータリーエバポレーターREV202Mを使っており、 その際、減圧条件の制御により溶媒の突沸が抑制されることを紹介されていたのを見てヤマト科学製品に興味を持ちました。
またキャンペーンが実施されていたのでより興味を持ち購入しました。

当社のロータリーエバポレーターをご使用いただいて良かった点をお聞かせください。

触媒や吸着材に活性成分を担持する際、水溶液を用います。このとき、沸点の高い水を蒸発させるのに減圧下での加熱が必須であるが、減圧条件を精密に制御できるヤマト科学のロータリーエバポレーターを用いることで触媒や吸着材の物性について高い再現性を得られるようになりました。
これまで、溶媒(水)を蒸発乾固させるのに4時間程度かかっていたのが、真空コントローラーが自動で減圧をコントロールしてくれるので作業時間が約半分になっただけでなく、再現性よく材料の調製が可能になりました。

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