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【納入事例:研究施設品】某化学会社研究所

某化学会社 新築研究所向け 実験什器納入事例

2024年、某化学会社様の研究所新設にあたり、弊社実験什器を納入いたしました。
(排気フード約200台、実験台約500台規模)
お客様の研究開発業務の多様なニーズにお応えすべく、カスタマイズ仕様の製品を製作いたしました。

【2024年12月】

某化学会社 新築研究所向け 実験什器納入事例

2024年、某化学会社様の研究所新設にあたり、弊社実験什器を納入いたしました。
(排気フード約200台、実験台約500台規模)
お客様の研究開発業務の多様なニーズにお応えすべく、カスタマイズ仕様の製品を製作いたしました。

【2024年12月】

免振ダクト

免振の振れ幅に対応できる専用フレキシブルダクトを施工

上下のフロアで非免振・免振構造となっており、地震の際は天井面が左右前後に大きく動きます。ダクト破損リスクを大幅に低減させる構造が必要となるため、左右前後600㎜の振れ幅を吸収できるよう、壁やフードから離れた位置にフレキシブルダクトを施工しました。

排気設備の稼働率モニタ

排ガス処理装置系統と部屋の全排気設備の風量状況を稼働率として表示

排気フードに稼働率モニタを配置しており、排ガス処理装置系統や部屋毎に設定された排気風量を超えた場合は、「稼働率警報」として表示色と音で警告します。その他、排気フード毎の運転状況に異常があった場合も、各種警報をモニタに表示します。

自動制御システムにより排気エネルギーコスト低減

可変風量システムと前面サッシの自動降下機能を組合せることで無駄な排気を削減

フード上部に設置した人検知センサにより作業状況を監視し、無人状態が続くと前面サッシを自動降下させます。可変風量システムと連動することで、無駄な排気を防ぎ、エネルギー消費を抑えます。

前面上部パネル色変更

ヒュームフードや卓上フードの排気性状に合わせて、色を変える事で用途間違えを是正するアイキャッチを実現

フード内での使用薬品を適切に処理する排ガス処理装置に合わせて、パネル色をカスタマイズする事ができます。

大型ウォークインフード

横幅7,000mm、高さ3,200mmの有効寸法を確保したウォークインフードを設計

4枚扉の中は貫通しており、複数人同時作業での実験や大型装置を同時に使用する際も、快適かつ安全に作業を進められる理想的な環境を提供します。

奥行き1,500㎜の2連式両面ウォークインフードと、奥行き2,500㎜の両面ウォークインフードなど、必要な内部有効寸法に応じてカスタマイズ対応

両面アクセスが可能な設計により、スムーズな作業が可能です。また、作業の種類や内部設置機器の大きさに応じて照明やコンセント、特殊ガス配管など内部レイアウトを調整できます。

3連式卓上フード

3連式の両面式卓上フードにより、実験動作をフード内で完結

試薬の混合、加熱、冷却、計測など、全てのステップにおいて、サンプルをフード外に出す事無く実現でき、安全性を大幅に高め、化学物質の移動リスクを最小限に抑えます。

ガスクロ室

ガスクロマトグラフィー用の排気対策として専用排気ユニットを装備

ガスクロマトグラフィーからの排気がラボ内に拡散しないよう、直近で効率よく排気します。また、特殊ガス配管はそれぞれの装置へ実験台上部のユニットで分岐し、電源コンセントも装置直近に配置し、整頓されたラボ景観を維持できるよう配慮しました。

特殊ガス配管

窒素や圧縮空気など特殊ガス配管を取りまとめるためのフード側面部分の有効活用事例

フード外側に元バルブを準備し、万が一の止め忘れやフード内でのトラブル時に一括で供給を止める事で、より安全な研究環境を提供します。配管サイズや形状を揃える事で、装置への接続時に必要となるホースや継手が共有し易くなります。

スターチーフユニット

有機化学実験では要望が多いスターチーフユニットの設置例

ウォークインフードの場合は床固定が必須となりますが、ヒュームフードの場合はフード内に固定用治具を付けることで転倒を防止します。

その他カスタム仕様事例

サイドオープン型ヒュームフード

4連のヒュームフードの内、内側2台はサイドオープン仕様となっており、フード内での長物の移動など、作業性を向上する目的で採用いただきました。

飛散防止対策

実験台前後の作業空間を完全分離するため、実験台上中央部分に視認性が良いポリカーボネート製の飛散防止板を取り付け、ラボ内の見える化とコンタミ防止を両立しました。

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