装置全体の耐荷重は?
【対象型式】
IC402, IC602, IC802
大凡ではございますが、
棚板耐荷重*標準付属枚数=装置全体の耐荷重
とお考え下さい。
例:IC402型の場合
棚板耐荷重:15kg/枚
棚板付属数:2枚
15kg*2枚=30kg
棚板1枚あたりの耐荷重はカタログや取扱説明書に掲載しておりますので、該当する型式の棚板耐荷重及び標準付属枚数をご参照下さい。
棚板を装着せずに槽内の底板に直接処理対象物等を載せることは出来ますか。
【対象型式】
IC402, IC602, IC802
出来ません。
補強をしておりませんので強度が無く、内槽が変形する恐れがあります。
必ず棚板を取付けてその上に処理対象物等を置くようにしてください。
Er.19が出ました。
【対象型式】
IC402, IC602, IC802
電源を入れEr.19が出ている状態で、下記の操作を行って下さい。
下記操作後は一旦電源を切り、電源を入れ直してEr.19が再発しない事を確認して下さい。
1.過昇防止器の設定が設定温度+10℃以下になっていれば、設定温度+10℃以上に変更してください。
それでもエラーが発生するようなら5℃ずつ設定値を上げて運用中にEr.19が発動しない設定値まで数値を上げて下さい。
サブメニューキーを押しサブメニューのキャラクターを表示させます。
最初に「oH」が表示されますので、そのまま確定キーを押して下さい。
中段の数値が点滅しますので、△▽キーで過昇防止器の設定値を上記に従い変更し、確定キーを押して下さい。
※初期値は90℃に設定されております。
本機能は試料保護を目的とするものではなく、機器の異常による過熱防止を目的としております。
試料保護や爆発性物質、可燃性物質の使用における事故を保護する機能ではありませんので、通常は初期値のままご使用下さい。
2.キャリブレーションオフセット機能の温度設定が変更されていないかご確認下さい。変更されていれば、設定値を初期値0(ゼロ)に戻してください。
サブメニューキーを押しサブメニューのキャラクターを表示させます。
△▽キーで表示が切り替わりますので、「cAL」が表示されたら確定キーを押して下さい。
中段の数値が点滅しますので、「0」以外の数字なら△▽キーで「0」にして確定キーを押して下さい。
※初期値は0℃に設定されております。
本機能は校正されたセンサ及び温度記録計にて実測値を測定し、差分がある場合に補正を行う為の機能です。
通常は0℃のままご使用下さい。
上記二点で改善しなければ修理対応となります。
オプション タイムアップ出力端子(ODK14 商品コード281124)の仕様は。
【対象型式】
IC402, IC602, IC802
タイムアップ出力端子 ODK14の仕様は下記の通りとなります。
出力条件:オートストップ/オートスタート/クイックオートストップのタイムアップ時、プログラムエンド時
接点形式:a 接点(リレー接点)
接点容量:AC250V 3A/DC30V 3A
接続形態:M4 ネジ込端子台
オプション 温度出力端子(ODK12 商品コード281123)の仕様は。
【対象型式】
IC402, IC602, IC802
温度出力 ODK12の仕様は下記の通りとなります。
出力条件 :測定温度に応じた電流(DC)を出力します。
出力電流 :DC4~20mA(0~85℃:IC402/602/802)
分解能 :0.1℃
負荷インピーダンス:600Ω以下
接 続 :M4 ネジ込端子台(共通)
電源を入れた直後なので槽内温度は室温とほぼ同じなはずなのですが、測定温度が異常に高く(低く)表示されています。
【対象型式】
IC402, IC602, IC802
キャリブレーションオフセット機能に誤入力している可能性があります。
取扱説明書の『キャリブレーションオフセット機能』のページを参照し、補正値が入力されていたら『0(ゼロ)』に設定変更してください。
温度制御範囲が(室温+5℃)~ とはどういう意味なのですか。
【対象型式】
IC402, IC602, IC802
本装置は冷却機能がなくヒーターのみで温度調節を行っております。そのため室温付近、もしくはそれ以下の温度の制御は装置の置かれた環境温度に影響を受けてしまいます。
装置の仕様としましては、設置環境の温度(室温)よりも5℃以上高い設定温度から制御が可能となります。
例えば装置が設置されている部屋が20℃だった場合は、+5℃なので25℃以上の設定温度から制御可能となります。
夏と冬では設置環境の温度(室温)が変わりますので、常に35℃以下での制御が必要な場合には、冷却機能が有る低温恒温器(低温インキュベータ)をご選定ください。