冷却部分への霜付きが早い。対策はありますか。
本装置は冷却部分に槽内の風が循環する為、湿度の高い風が通過するとより多くの霜が付着します。
シャーレなど容器の密閉を高くするか、容器自体をジッパー付きの密閉ビニール袋に入れる等、水分が揮発しない工夫をして戴くことで霜付きを若干低減できます。
使用目的に応じてINE800型のご利用もご検討いただければと思います。
温度表示が不安定です。
数値が微妙に上下動する、設定温度になかなか到達しない、表示の発光が薄いなどの症状がみられる場合、給電の電圧が不安定あるいは低い可能性があります。
電源電圧の許容は100V±10%です。
電源を供給しているコンセントの電圧を測定し90V前後かそれ以下の場合には昇圧の措置を行ってください。
また周囲温度の変化が激しい、試料が影響している場合にも数値が微妙に上下動する、設定温度になかなか到達しない現象が発生することがあります。
周囲温度は5~35℃の範囲とし、空調の風が直接当たる環境にある場合は風が直接当たらないようにしてください。
試料が発熱体の場合・熱負荷が大きい材質の場合は、入れる数を減らすなどして負荷を少なくする措置を行ってください。
また熱負荷が大きくない場合でも入れすぎで症状が出ることがあります。
棚板には表面積の30%以上は隙間が空くように試料を配置してください。