文字サイズ

お客様サポート

よくあるご質問(FAQ)

キーワード検索

電気泳動装置についてのご質問

電気泳動リアルタイム観察装置

検出原理について教えてください。

【対象型式】

RT-PV-051

シャドウグラフ法と呼ばれる原理で検出します。光源から出た光が泳動槽を通る際に、タンパク質があると光が屈折し影ができます。これをCCDカメラで検出します。

ページの上へ戻る

感度・検出限界はどの程度ですか。

【対象型式】

RT-PV-051

感度はCBB染色と同程度です。タンパク質の種類やバンドの状態などによって見え方が変わるため明確な検出限界は提示できませんが、ご参考までに、異なる量のBSAを泳動し装置で観察した画像と、それをCBB染色した画像を掲載しています。 ≫ 画像はこちら

ページの上へ戻る

どんな電気泳動槽でも観察できますか。

【対象型式】

RT-PV-051

本装置は、基本的にスラブ型泳動槽での観察を想定しています。また、スラブ型泳動槽でも形状によっては観察できない場合があります。ゲル2枚を同時に泳動できるタイプの泳動槽は、観察部に光を遮る構造物がある、透明な板が重なって画面が暗くなる、など様々な理由により観察が難しい場合が多いです。オプションの専用電気泳動槽は、観察するゲル部分に光を遮るものがない形状なため、クリアな画像を観察できる仕様になっています。
※お手持ちの泳動槽での観察が可能かどうかは、デモ機でお試しいただけます。

ページの上へ戻る

観察に専用試薬は必要ですか。また、使えない試薬はありますか。

【対象型式】

RT-PV-051

専用試薬は必要ありません。普段、電気泳動でお使いの試薬で問題ありません。使用できない試薬はありませんが、色素は観察画像に映ります。プレステインのマーカーの場合は色素の色も観察画像に反映されます。ローディングバッファーの色素がバンドに重なって見えにくくなることもありますので、できるだけ含まれる色素が1種類のみの試薬を使用することをお勧めします。

ページの上へ戻る

プレキャストゲルは使用できますか。

【対象型式】

RT-PV-051

使用できます。プレートはガラス、プラスチックどちらも問題ありませんが、プレートに模様が入っている場合はその模様が一緒に観察される可能性がありますのでご注意ください。
オプションの専用泳動槽をご使用の場合は、プレートサイズが合うものをご使用ください。(専用泳動槽プレートサイズ:106×100mm)
≪ご参考≫ 弊社にて専用泳動槽での使用実績のあるプレキャストゲル
スーパーセップTMエース(富士フイルム和光純薬)
プレートサイズ:100×100mm

ページの上へ戻る

ゲル全体を一度に観察することはできますか。

【対象型式】

RT-PV-051

ゲルのサイズによりますが、装置の観察視野(直径50mm)に収まらないサイズのゲルの場合は、装置や泳動槽を移動させてゲル全体を観察します。

ページの上へ戻る

核酸を観察できますか。

【対象型式】

RT-PV-051

観察できますが、蛍光色素での検出感度には及びません。例えば、PCR産物の確認程度の泳動量では観察できません。

ページの上へ戻る

観察できないサンプルはありますか。

【対象型式】

RT-PV-051

バンドがぼやけやすいサンプル、バンド同士が一部重なるようなサンプルは、観察がうまくできないことがあります。本装置は、バンドの境界線がはっきりしているほど観察しやすい特性があります。

ページの上へ戻る

ムービー撮影・タイムラプス撮影はできますか。

【対象型式】

RT-PV-051

観察に使用するソフトウエア「TeliCamSDK」では、ムービー撮影・タイムラプス撮影はできません。タイムラプス観察が可能なフリーソフトとして、「KIOKU」があります。
詳細は、本装置の開発メーカーである株式会社創晶のWebサイトにてご確認いただけます。 ≫ 詳細はこちら(株式会社創晶)※外部サイトへリンクします
※フリーソフトのダウンロード・ご使用において生じた不具合・損害等につきましては、弊社は責任を負いかねます。

ページの上へ戻る

定量はできますか。

【対象型式】

RT-PV-051

目視にてサンプル間のタンパク質量の比較は可能ですが、画像解析による正確な定量には不向きです。理由は、バンドの直近に明るい部分ができ、バックグラウンドの値が安定しないことによります。そのため、おおよその比較にご活用ください。 ≫ 参考画像はこちら

ページの上へ戻る

電気泳動以外の用途に使用できますか。

【対象型式】

RT-PV-051

シャドウグラフ法は、気流なども可視化できます。装置ご活用の可能性がございましたら、デモ機での観察をお試しください。

ページの上へ戻る

学術論文はありますか。

【対象型式】

RT-PV-051

シャドウグラフ法を使用して電気泳動を観察した文献があります。
Murakami.S, Adachi.H, Matsumura.H, Takano.K, Inoue.T,and Mori.Y (2022) Real-time monitoring of polyacrylamide gel electrophoresis by the shadowgraph technique. J Biochem. doi: 10.1093/jb/mvac087. Online ahead of print.
》論文詳細はこちらよりご参照ください。

ページの上へ戻る