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Q&A

【お客様の声:電気泳動リアルタイム観察装置RealTime-PAGE view】某国立研究開発法人様

更新日:2023年08月01日

某国立研究開発法人様にて、電気泳動リアルタイム観察装置 RealTime-PAGE viewをご利用いただいております。ご担当者様にお話を伺いました。

タンパク質精製の工程で活用

≫RealTime-PAGE viewをどの様にお使いですか?

結晶化用のタンパク質精製の際に、クロマトグラフィーで溶出したサンプルの電気泳動に使っています。

半日作業が1時間未満に

これまでは、サンプル準備(20min)→電気泳動(30min)→CBB染色(30~60min)→脱色(30~60min)→撮影(5min)という工程に、少なくとも2~3時間が必要でした。
不安定なタンパク質を精製する際には特に、どこにサンプルがいるのかを早く同定して次のクロマトグラフィーに進みたいのですが、朝からクロマトグラフィーをかけても、各フラクションの電気泳動に半日以上かかり、次のクロマトグラフィーに進めるのは翌日になっていました。
一方で、この装置を使うと、クロマトグラフィー後1時間足らずで次のクロマトグラフィーにかけるサンプルを決定でき、1日で2ステップのクロマトグラフィーを行えるようになりました。その結果、精製までに要する日数を半減させることができました。


観察の様子

泳動中に結果が分かる本装置は"強力なツール"

初めて精製するタンパク質の場合、どのフラクションにサンプルが溶出されているのか事前情報が無いため、泳動中にリアルタイムで確認できる本装置は研究の強力なツールになっています。

≫今後、どの様な使い方を考えていますか?

電気泳動に時間がかかるNative-PAGEの際に活用していきたいですし、ゲルカットをしてタンパク質精製ができるかも試そうと考えています。

インタビューへのご協力をありがとうございました。

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