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製品情報

製品詳細

ラマン分光光度計

iXR コンパクトラマン分光装置

型式:iXR コンパクトラマン分光装置

iXR コンパクトラマン本体

応答原理

iXRコンパクトラマン特徴

ラマン分光光度計(iXR コンパクトラマン分光装置)

Raman Spectrometer

  • ラマン分光光度計(iXR コンパクトラマン分光装置)

製品概要

他の分析装置とハイフネーション可能なラマン分光装置

ラマン分光光度計(iXR コンパクトラマン分光装置)の特徴

ラマン分光装置の測定原理

ラマン分光装置は、レーザー光を照射した試料から散乱されるラマン散乱光を検出することで、試料の分子構造の同定や結晶性などの物性を評価する装置です。レーザーをサンプルに照射すると、分子固有の振動数の情報を持ったラマン散乱光が発生します。DXR3シリーズは、サンプルから発生したラマン散乱光はフィルターとアパーチャーに通過して、グレーディング(回折格子)によって分光されてCCD検出器で検出することで、ラマンスペクトルを得ることが出来ます。得られたラマンスペクトルより定性・定量だけでなく、応力・結晶多形なども評価可能です。

ラマン分光とFT-IRの特徴

ラマン分光とFT-IRはともに分子振動に基づく分析方法なので、定性・定量が可能です。ここで簡単に両分析方法の違いを表にまとめました。

測定方法ラマン分光FT-IR
測定原理ラマン散乱光(分極率変化による)赤外光の吸収(双極子モーメント変化による)
測定サンプル有機物、無機物有機物、一部の無機物
感度高い代表的な官能基(C-S)、(C=C)、(S-S)、ベンゼン環、等(N-H)、(O-H)、(C=O)、等
空間分解能約1um約10µm(顕微ATR使用時)
サンプル状態気体、液体、固体を問わない(最適なアクセサリが必要)
深さ測定焦点機能により深さ測定の3Dイメージングなど測定可能
ガラス越しの測定可能
基本、表面分析なので断面出しが必要
その他水の影響を受けにくい
蛍光の影響を受けやすい
ライブラリがラマンより豊富
ラマン分光より安価

iXRコンパクトラマンの特徴

・ラマン測定に必要なレーザー、分光器、検出器など、全てをコンパクトボディに搭載
・コンパクトサイズ(29cm x 44cm x 37cm)のためグローブボックス内などで使用可能
レオメータやXPSなど他の分析方法と複合した分析が可能(Rheo-Raman:レオメータHAAKE Marsとの複合装置)


iXRコンパクトラマンの活用例

ラマン分光は、化学、電池、カーボン材料、製薬などの様々な分野で使用されています。下記のような評価に有効です。
・Rheo-RamanによるHDPE結晶化中のレオロジー評価
・Rheo-Ramanによる温度変化した乳液やハンドクリームのレオロジー評価

主な仕様

仕様


型式 iXR コンパクトラマン分光装置
価格(税抜) 12,600,000円~