「抗体検査」とはどういうものですか。
人の血液に含まれるウイルスへの免疫反応で作られる物質、「抗体」があるかないかを調べる検査です。既往感染、治癒後などの判定目安のためIgM及びIgG抗体を測定します。
ページの上へ戻る2種類の抗体(IgM抗体、IgG抗体)について教えてください。
免疫グロブリンM(IgM)は早期に出現しますが、短期で消失する特性を持っています。一般的には、感染するとまず感染初期の生体防御を担うIgM抗体が上昇し、その後IgM抗体が減少し、免疫グロブリンG(IgG)抗体が上昇します。IgGも徐々に減少はしますが長期間持続します。
ページの上へ戻るIgM抗体、IgG抗体が検出できる日数は感染から何日目からですか。
一般的には、発熱や咳などのコロナ感染が疑われる症状の発症から3日目以降でIgM, 7日目以降でIgGの抗体が体内で作られるといわれています。
ページの上へ戻る個人での購入は可能ですか。
研究用の試薬に区分されますので、個人の方への販売はお断りさせていただいておりますが、企業格を有する企業様が自社内にてご使用される場合のみ販売をさせていただいております。
ページの上へ戻る採血に必要な器具は抗体検査キットの中に付属されていますか。
検体となる血液を吸引しカセットに滴下するキャピラリーチューブ(スポイト毛細管)はキットに同梱されていますが、採血する際の穿刺針(ランセットなど)は別途ご準備いただきます。穿刺器具は大手通販サイトや調剤薬局でお買い求めいただけます。
ページの上へ戻る冷蔵配送で送らないとキットが変質しますか。
冷蔵(2℃)および35℃で1ヵ月の保管および輸送について安定性を担保するデータを得ております。したがって、輸送では常温1週間(出荷~返送試験)における品質には問題ありませんので、冷蔵配送は必要としません。
ページの上へ戻る症例データは開示されていますか。
開示のできるデータとして、RT-PCRとの相関データを用意しております。
その他に、ワクチン接種における抗体の検出事例、推奨されている他抗体検査法との相関データを用意しております。
採血方法に関して注意することはありますか。
医師以外や被験者以外の他人が採血すると違法行為となります。環境や状況を満たしていない場合は、必ず被験者ご自身で採血してください。一般企業であれば、産業医立ち合いのもとでの検査をお薦めいたします。自己採血する場合は、穿刺箇所の消毒を十分に行い、穿刺を行ってください。穿刺器具による感染や汚染には十分に注意をしてください。
ページの上へ戻るIgGでのラインが確認できましたが、10分過ぎた時点で薄くなり、さらに時間を置いたら消えましたがどういう判定になりますか。
緩衝液の展開が原因で起こりえることです。15分以上経つとラインが薄くなることがあり正確な判定ができ兼ねます。15分時点で判定ラインが目視確認できれば陽性と判断してください。
ページの上へ戻るキットの廃棄方法を教えてください。
キット一式は各自治体の規定に従い一般ごみとして廃棄していただきますが、検査時に使用する穿刺用の針のみは医療廃棄物となります。針の回収に応じてくださる調剤薬局もしくは産業廃棄物業者にご依頼いただき廃棄をお願いしております。
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