装置全体の耐荷重は?
大凡ではございますが、
棚板耐荷重*標準付属枚数=装置全体の耐荷重
とお考え下さい。
例:DKN302型の場合
棚板耐荷重:15kg/枚
棚板付属数:2枚
15kg*2枚=30kg
棚板1枚あたりの耐荷重はカタログや取扱説明書に掲載しておりますので、該当する型式の棚板耐荷重及び標準付属枚数をご参照下さい。
棚板を装着せずに槽内の底板に直接処理対象物等を載せることは出来ますか。
出来ません。
補強をしておりませんので強度が無く、内槽が変形する恐れがあります。
またヒータが底板の真下に配置されている為、設定温度よりも高い温度が掛かってしまう恐れがあります。
必ず棚板を取付けてその上に処理対象物等を置くようにしてください。
Er.19が出ました。
電源を入れEr.19が出ている状態で、下記の操作を行って下さい。
下記操作後は一旦電源を切り、電源を入れ直してEr.19が再発しない事を確認して下さい。
1.過昇防止器の設定が設定温度+20℃以下になっていれば、設定温度+20℃以上に変更してください。
それでもエラーが発生するようなら5℃ずつ設定値を上げて運用中にEr.19が発動しない設定値まで数値を上げて下さい。
サブメニューキーを押しサブメニューのキャラクターを表示させます。
最初に「oH」が表示されますので、そのまま確定キーを押して下さい。
中段の数値が点滅しますので、△▽キーで過昇防止器の設定値を上記に従い変更し、確定キーを押して下さい。
※初期値は290℃に設定されております。
本機能は試料保護を目的とするものではなく、機器の異常による過熱防止を目的としております。
試料保護や爆発性物質、可燃性物質の使用における事故を保護する機能ではありませんので、通常は初期値のままご使用下さい。
2.キャリブレーションオフセット機能の温度設定が変更されていないかご確認下さい。変更されていれば、設定値を初期値0(ゼロ)に戻してください。
サブメニューキーを押しサブメニューのキャラクターを表示させます。
△▽キーで表示が切り替わりますので、「cAL」が表示されたら確定キーを押して下さい。
中段の数値が点滅しますので、「0」以外の数字なら△▽キーで「0」にして確定キーを押して下さい。
※初期値は0℃に設定されております。
本機能は校正されたセンサ及び温度記録計にて実測値を測定し、差分がある場合に補正を行う為の機能です。
通常は0℃のままご使用下さい。
上記二点で改善しなければ修理対応となります。
プログラムのリピートは最高何回まで繰り返しの設定が可能ですか。
99まで入力出来ます。
1から99までの数値が入力可能となっており、1ではリピートしません。
2を入れると指定したステップまで戻り1回繰り返します。
従って99を入力致しますと98回指定したステップ間を繰り返します。
プログラムを組んだのですが、設定した温度までの上昇時間が非常に長いです
1ステップ目に設定温度を保持する時間を入力していませんか。
本装置のプログラムはステップ方式で1ステップに温度と時間を入力しますが、1ステップ目は常温(室温)から設定した温度までの上昇ステップとなる為、こちらに温度保持で入力したい長い時間を入力してしまうとその時間をかけて設定温度まで定率上昇運転を行ってしまいます。
1ステップ目は極度に短い時間を入れれば時間が経過した後は設定温度に到達するまでは次のステップには移行しませんので、1分等の短い時間を入力し、2ステップ目で1ステップと同じ温度を入力して保持したい時間を入力する事で、
1ステップ:設定温度までフルパワーで上昇
2ステップ:設定温度を設定時間で保持
というプログラムを組むことが出来ます。
オプション タイムアップ出力端子(ODK14 商品コード281124)の仕様は。
タイムアップ出力端子 ODK14の仕様は下記の通りとなります。
出力条件:オートストップ/オートスタート/クイックオートストップのタイムアップ時、プログラムエンド時
接点形式:a 接点(リレー接点)
接点容量:AC250V 3A/DC30V 3A
接続形態:M4 ネジ込端子台
オプションのケーブル孔は複数取り付けられますか。
はい、取り付けられます。
但し2個以上の追加からは気密性が落ちる為、仕様に記載されている温度仕様は保証対象外となります。
また隣接するケーブル孔が近すぎる事による壁面強度の低下や棚受けを固定するレール(棚受柱)を避ける為に穴明け位置は指定があります。
詳細な位置は図面を準備しておりますので、お問合せフォームにてご請求下さい。
お客様にて位置をご指定戴く場合は上記の検証が必要な為、販売窓口担当者に打ち合わせをご依頼戴くか、打ち合わせのご希望をお問い合わせフォームにてご連絡下さい。
オプション 温度出力端子(ODK12 商品コード281123)の仕様は。
温度出力端子 ODK12の仕様は下記の通りとなります。
出力条件 :測定温度に応じた電流(DC)を出力します。
出力電流 :DC4~20mA(0~260℃)
分解能 :0.1℃
負荷インピーダンス:600Ω以下
接 続 :M4 ネジ込端子台(共通)
温度センサはどこに取り付けられていますか。
温度センサは2本取り付けられています。
1本目は制御センサ(メインコントローラ用のセンサ)で、取付位置は内槽底板の下奥側、中央より少し右側の温風循環経路内です。
2本目は過熱防止用センサで、取付位置は内槽底板の下、ファンの左上のあたりです。
いずれも内装底板を取り外しませんと目視できない位置に取り付けられておりますが、内装底板を取り外しますとヒータやファンが露出し大変危険ですので、目視が必要な場合は近隣の弊社営業拠点またはフリーコールにご連絡ください。
消耗品はどのようなものがありますか。
定期的に交換が必要となる消耗部品はありません。
扉パッキンは劣化しましたら交換となりますが、高温設定や加熱対象物から発生するガスによって交換頻度が変わりますので、ひびや硬化・軟化などの状態変化が見受けられましたら交換時期となりますので、定期的な交換は必要ありません。
送風ファンの動作音が大きい。
送風ファンが通常に動作していれば騒音的には非常に小さい音で、機器から1m、床面から1m程度の位置で50dB以下程度の音です。
音が大きい場合はモータに異常が生じているか、モータファン(シロッコファン)が内装部に触れていることが考えられます。
ご購入いただいた販売窓口担当者にご連絡いただくか、お問い合わせのお申し込みフォームよりご連絡をいただき、点検をご依頼ください。
電源を入れた直後なので槽内温度は室温とほぼ同じなはずなのですが、測定温度が異常に高く(低く)表示されています。
キャリブレーションオフセット機能に誤入力している可能性があります。
取扱説明書の『キャリブレーションオフセット機能』のページを参照し、補正値が入力されていたら『0(ゼロ)』に設定変更してください。
ヒータランプが点いたり消えたりしているのですが、故障ではないでしょうか。
故障ではありません。
ヒータランプはヒータへの通電と連動しています。
測定温度が設定温度に近づくとオーバーシュート(測定温度がヒータの余熱で設定温度を超えてしまうこと)を防ぐためにヒータへの通電を入り切りし始めます。
また測定温度が設定温度の値で安定している状態も、ヒータ通電を一定の間隔で繰り返すことで維持しています。
このように測定温度が設定温度に近づいたとき、および測定温度が設定温度の値で安定しているときにはヒータ通電を入り切りしているため、ヒータランプは点いたり消えたりを繰り返す、つまり点滅状態になります。
オートストップ運転の設定を行おうとしているのですが、確定キーを押しても温度設定画面に入れません。
タイマーキーをもう一度押してみてください。オートストップのランプが点灯から点滅した状態になりましたら、その状態から確定キーを押す事でSV値の設定画面に入ります。
ページの上へ戻る納入した年月を確認したいのですが。
過去20年程度までであれば、製造番号をご連絡戴ければ製造年月が調査出来る可能性があります。
保証書には製造番号記載されておりますし、装置本体には向かって右側面にLOTNo.かSerialNo.のステッカーが貼付されております。
そちらを控えて弊社WEBお問い合わせフォームでご連絡ください。
仕様の性能 温度制御範囲に記載されている【室温+10℃】とはどういう意味ですか。
ヒータのみで温度制御をしている機器は槽内を冷やす機能を持っていないため、温度制御範囲の下限値は室温(設置している場所の環境温度)以上の温度までしか制御出来ません。
室温+10℃という表記は室温に10℃を足した温度、例えば機器周辺の室温が20℃である場合、20℃+10℃=30℃が温度制御範囲の下限という意味となります。