水量を減らして運転すると空焚き防止が動作してEr.20が発動し、ヒータが切れてしまいます。運転が可能な最低の水位はどのくらいなのでしょうか。
BF型を取り付けて頂いている水槽のふちの高さから、大凡4cm下がった位置が空焚き防止用フロートスイッチの検出位置です。
運転中はプロペラ又は噴流攪拌で若干水面が波立ちますので、あくまでも目安となります。
Er03が出ました。
本装置は独立過昇防止器を搭載しており、独立過昇防止器が作動するとヒータ通電を遮断する為、Er03を表示します。
まず独立過昇防止器の設定が運転設定温度プラス20℃以下になっていないかご確認戴き、なっていた場合は設定を上げてから電源を切って立ち上げなおして下さい。
設定が適正な場合や上記設定変更で復旧しない場合はヒータ断線の可能性がありますので、ご購入戴いた販売窓口へ修理をご依頼下さい。
Er.20の解除方法は。
上記FAQの通り、水槽の縁からおおよそ6cm以上の水位まで給水戴く事で解除されます。
他のエラーコードは電源を再投入しなければ解除出来ませんが、ER20のみ給水する事で解除されます。
使用中に液温の変化が激しい、または試験槽内の位置による温度のばらつきが大きいです。
以下をご確認ください。
◆環境温度の変化が大きくありませんか。
空調機の風が直接当たっているなど、環境温度の変化が激しい場合は改善してみてください。
◆試験槽の水位が低下していませんか。
空焚き防止のフロートスイッチの許容近くまで水位が減少している場合は、水を足して様子を見てください。
◆試料(液体に漬けている対象物)の量が多すぎませんか。
温度負荷の大きい材質で且つ体積が大きい場合は量を減らして様子を見てください。
試験管立てを入れて試験管を大量に入れているなどの場合は攪拌が十分にできていない可能性がありますので、試験管の数量を減らし隙間を均等にして様子をみてください。
◆シリコーンオイルを使用している場合、粘度や比重が高すぎませんか。
当社が推奨するシリコーンオイルは 信越化学工業(株) KF-96-50csです。
このオイルと同等の特性のオイルをご使用ください。
KF-96-50csの特性は取扱説明書またはメーカーサイトをご確認ください。
『HZ.ER』と表示されました。
供給電源の周波数が規定値から外れている可能性があります。
◆50Hz±4Hz
◆60Hz±4Hz
供給元のコンセントの周波数を測定し上記から外れた周波数になっている場合は、改善をお願いいたします。
供給電源に問題がない場合、コントローラの制御基板に異常が生じている可能性があります。
ご購入いただいた際の販売窓口担当者、または弊社WEBサイト お客様サポート お問い合わせお申込みフォームへご連絡いただき、点検修理をご依頼ください。