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製品情報

製品詳細

正面写真 (流量計はオプションです)

コントロールパネル

内槽

マッフル炉(FP412)

Standard Electric Furnace

製品概要

高精度制御方式の上位モデルタイプのマッフル炉

マッフル炉(FP412)の特徴

製品特徴

炉体内に高品質のアルミナ磁器製熱板を配置することで、ヒータが炉内に露出しない構造となり、試料への汚染を防止できます。また、温度センサにR熱電対を採用して、長寿命の使用が可能です。

製品特徴

プログラム運転他各種運転モードや、キャリブレーションオフセット機能、停電復帰モード選択、ユーザ設定情報の保存・呼出機能など多彩なサポート機能を標準装備しています。

製品特徴

オートスタート、オートストップ運転、最大99ステップ、99パターン、繰り返しなどのプログラム運転が可能です。

製品特徴

自己診断機能に加え、独立過昇防止器、キーロック機能を装備し、保全機能、誤操作防止機能を高めています。

製品特徴

N2ガス導入装置(流量計付き)、温度出力端子、RS232C等、お客様の多様なご要望に対応できるオプションを揃えています。また、炉内で発生したガスを効率良く排出できる排気装置ユニットも用意しています。

主な仕様

仕様


商品コード 214127
型式 FP412
性能 温度制御範囲 100~1150℃
性能 温度調節精度(JTM K05) ±1.0℃(at 1150℃)
性能 温度変動(JIS規格) 2.0℃(at 1150℃)
性能 温度分布精度(JTM K05) ±4.0℃(at 1150℃)
性能 温度勾配(JIS規格) 14℃(at 1150℃)
性能 温度上昇時間(1150℃通過時) 約80分
構成 外装 クロムフリー電気亜鉛メッキ鋼板 焼付塗装
構成 炉体 セラミックファイバ
構成 センサ R熱電対(温度調節用、独立過昇防止器用)
構成 ヒータ 3.25kW
構成 排気口 内径20mm(上部)
構成 冷却ファン 19/16W(50/60Hz)
コントローラ 温度制御方式 P.I.D.制御
コントローラ 温度・時間設定方式 ▲▼キーによるデジタル設定・表示方式
コントローラ 温度表示方式 設定温度表示:橙色LEDデジタル表示(分解能:1℃)、槽内温度表示:緑色LEDデジタル表示(分解能:1℃)
コントローラ タイマ表示範囲 0分~99時間59分(タイマ分解能1分または1時間)
コントローラ 運転機能 定値運転、クイックオートストップ運転、オートスタート運転、オートストップ運転、プログラム運転:最大99ステップ、99パターンまで、繰り返し運転機能
コントローラ 付加機能 通電/運転時間の積算機能(65535時間まで)、カレンダタイマ(24時間)時刻(24時間表示)、キャリブレーションオフセット、消費電力・CO2排出量・ヒータ操作量のモニター表示、停電復帰モード選択、ユーザ設定情報の保存・呼出
コントローラ ヒータ回路制御 トライアック ゼロクロス方式
安全装置 自己診断機能(センサ異常検知、ヒータ断線検知、トライアック短絡検知、メインリレー不良検知、自動温度過昇防止)、キーロック機能、独立過昇防止器、過電流漏電ブレーカ、温度ヒューズ
内容積  11.3L
付属品 排気口キャップ、温度ヒューズ、炉床板
内寸法(幅×奥行×高さ) 300×250×150mm
外寸法(幅×奥行×高さ) 506×504×625mm
電源容量 単相 AC200V 16.5A
ブレーカ容量および電源設備容量 20A。電源プラグは付属しません。電源コードの長さは器外約2mです。
重さ 51kg
価格(税抜) 632,000円



FAQ

Q オプションに「イベント出力」というものがありますが、どのような仕様で、どういうタイミングで出るのですか。
A

無電圧接点の出力でノーマルオープンのa接点です。
出力を出す(ON)出さない(OFF)の選択を、「待機」「運転中」「運転終了」「(プログラム運転の)ステップ移行」計4つのタイミングそれぞれ個別に設定していただくことが可能です。

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Q 50x50mm程度の透明な板をエアパッキンで保護された物が同梱されておりました。何に使用する物ですか。
A

製品の輸送時に必要な梱包材の一つですので、設置時に処分していただいて結構です。
運搬中にドアががたついてしまう事を防ぐためにこの梱包材をドアの下に差し込んでいます。
樹脂製で熱に強い材質ではありませんので、炉内に入れて加熱しないようご注意下さい。

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Q 炉内耐荷重は。
A

平均面荷重で約5kgです。

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Q 扉と炉体の間に隙間がありますが、正常ですか。
A

正常です。
高温での運転の際本体の炉体と扉の炉体の膨張率が違う為、双方を密着させると膨張率の低い扉が割れる恐れがある為、若干の隙間を設けています。

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Q 電気炉とマッフル炉の違いは。
A

電気炉は炉内左右にヒータが露出していますが、マッフル炉は炉内にヒータは露出しておらず、炉体がヒータを覆っています。
マッフル(muffle:覆う等coverと同意)という単語から、当社ではヒータが炉体に覆われて炉内に露出していない高温炉を弊社では【マッフル炉】と称しています。

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Q ヒータの寿命の目安はありますか。
A

使用温度や処理対象物から発生するガスによる影響があり無負荷運転でのデータは参考にならない可能性が高いので、弊社では連続運転/断続運転 いずれの場合もヒータ寿命のデータを測定しておりません。
なお、傾向と致しましては高温設定になるほどヒータ寿命は短くなる傾向にあります。

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Q オプションの試料トレイ(OFP22)はどのようなときに使用するものですか。
A

試料トレイ(OFP22)は、炉からるつぼ等を取り出した後に装置の炉の外で仮置きする為のもので、幅200mm・奥行150mmの寸法がるつぼ等を置けるスペースになっております。
装置に1枚付属している炉内の底板保護の為に敷く板は、炉床板という品名となります。
炉内寸法によって大きさが違います。
FP102/103用      :OFP68(商品コード214157)90×145mm
FP302/312/303/313用 :OFP70(商品コード214158)190×245mm
FP412/413用      :OFP72(商品コード214159)290×245mm
オプションの炉床板は5枚1組での販売単位となっております。

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Q 取扱説明書に『700℃以下の比較的低い温度で常用される場合は、少なくとも一回は1050℃、10時間の運転を行い保護被膜の形成を図ってください。』との記述がありますが、10時間連続運転でないと問題がありますか。
A

10時間連続での運転の必要は、ありません。
保護被膜は繰り返し高温を加える事で徐々に堆積されてゆき、最終的にある程度厚みが形成されると表面から崩壊し剥がれてゆきますので、断続的に高温加熱しても問題が生じる可能性はありません。
5時間×2日等、何回かに分けて行って戴いても問題ありません。
700℃以下でも保護被膜は形成されますが、形成速度が遅く初めから処理対象物を加熱すると保護被膜が形成される前に腐食性ガスの発生でヒータの寿命を縮める可能性がある為、炉体の水分を飛ばす空焼きの意味も含め、処理対象物を入れない状態で1050℃で加温する事を推奨しています。

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Q オプションのN2ガス導入装置(流量計付)OFP24/OFP26/OFP28の配管接続口形状は。
A

OFP24OFP26OFP28 すべて外形φ6mmのガスチューブ用コネクタとなっております。
またコネクタを外せば1/4管用テーパーメネジになっていますので、お客様の配管に合わせてコネクタを付け替えていただくことも可能です。

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Q ヒータの含有物質は。
A

鉄とクロムが主成分となり、その他アルミニウムを含有しています。

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Q 炉体にヒビが入っていますがそのまま使用すると危険ですか。
A

高温度で使用または高温度での扉開閉を行なうと炉体にヒビが入ることがありますが、細かいヒビであれば使用上・性能上支障はありません。
ただし大きな亀裂が入っていて外壁にまで到達している場合は、装置外壁に高熱が吹き付ける可能性がありますので、ご使用を停止してご購入いただいた販売窓口担当者あるいは弊社WEBサイトお問い合わせフォームにて点検を依頼してください。
尚、熱衝撃で大きな亀裂が入る要因として熱処理中の扉開放による炉体の熱衝撃が挙げられます。
炉内温度が500℃以上での扉開放は出来る限り避けてください。

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Q オプションの炉床板 OFP70/OFP72の厚さは。
A

OFP70OFP72の厚さは8mmです。

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Q 排気装置ユニット OFP36及びOFP38は旧型式FP22・FP32・FP42にも使用できますか。
A

使用できます。
排気装置ユニットは100V仕様のOFP36(商品コード:214160)と単相200V仕様のOFP38(商品コード:214161)があります。
FP22は100V電源のみなのでOFP36、FP42は単相200V電源のみなのでOFP38を選定できますが、FP32は100V電源と単相200V電源の2種類があります。
FP32にご使用いただく場合は装置背面の電源コード取付部の電圧ステッカーを確認するか、ステッカーが劣化して剥がれるなど目視できない状態の場合は電源を九電している建物側のブレーカーなどを必ず確認し、電源電圧を特定してからいずれかを選定してください。

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Q 専用架台はありますか。
A

ありません。
実験台など堅牢な机に置いてご使用ください。

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Q 仕様を見ますと『構成 炉体』がセラミックファイバーとなっていますが、炉体にRCFを使用しているという事でしょうか。
A

はい、本型式は炉体にRCF(リフラクトリーセラミックファイバー)を使用しております。
現行のFO101/201/301/311/411/511/611/711/811、FP103/303/313/413からは炉体にはRCFフリーのアルミナファイバーを使用いたしております。

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Q リフラクトリーセラミックファイバー(RCF)を使用している箇所が判る資料はありますか。
A

あります。
本ページ下のお問い合わせボタンを押して、お問い合わせ内容にRCF使用箇所の資料希望とご記入の上送信戴ければ、pdfファイルにてメールでご送信いたします。

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Q 窒素ガス導入装置を納入後後付け出来ますか。
A

弊社工場にご返送戴いて対応した経験はあるようですが、炉体の穴明け加工が必要となり、一度加熱した炉体は多くが脆くなっている為破損する確率が非常に高いので、後付けはご推奨出来ません。
本体ご発注時に一緒にご指定ください。

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