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製品情報

製品詳細

製品概要

RCF規制に対応したRCFフリー(アルミナファイバ)を炉体に採用

マッフル炉(FP103(RCFフリー))の特徴

RCFフリーで安全・安心に


炉体(断熱材)に使用されているRCFが特定化学物質の管理第2類物質に位置付けられ、また発がん性の可能性がある為、今回ヤマト科学ではRCFが入っていない素材RCFフリー(アルミナファイバ)に変更致しました。低熱伝導率で優れた断熱効果を発揮します。

ヒータが出ていないため、微量分析、コンタミ防止に最適

完全に炉体(断熱材)に覆われていますので、ヒータから出る微量成分や一度ヒータに付着した成分が、サンプルに付着するのを防ぎます。

プログラム運転他各種運転機能を搭載

99ステップ、99パターンのプログラム運転の他、オートスタート運転、オートストップ運転、繰り返し運転等様々な運転モードがあります。

安全機能が充実

独立過昇防止器に加え自己診断機能、キーロック機能を標準装備し保全機能、誤操作防止機能を高めています。

R熱電対を採用

R熱電対の温度センサにより、1150℃までの広範囲な温度制御範囲で長寿命使用が可能です。

FP103は電源工事が不要

FP103はブレーカ容量AC100V(15A)のため、普通コンセントで使用可能です。

オプションも充実

≫関連オプションはこちら(PDF)
酸素を嫌うサンプルに有効なN2ガス導入装置(オプション)や腐食性ガスを排出する排気ユニット(オプション)をご用意しております。

使用用途例

電気炉・マッフル炉の構造の違い

マッフル炉は広義では電気炉に属します
電気炉の中で炉内にヒータが露出していない構造の物をマッフル炉と呼んでいます。
マッフル炉の語源はヒータで炉体の外側を覆っているという構造から包み込むという意味のマッフル(muffle)からきています。

ヒータ部が出ていないため、コンタミ防止に最適

主な仕様

仕様


商品コード 214145
型式 FP103(RCFフリー)
性能 温度制御範囲 100~1150℃
性能 温度調節精度(JTM K05) ±1.0℃(at 1150℃)
性能 温度変動(JIS規格) 2.0℃(at 1150℃)
性能 温度分布精度(JTM K05) ±4.0℃(at 1150℃)
性能 温度勾配(JIS規格) 14℃(at 1150℃)
性能 温度上昇時間(1150℃通過時) 約90分
構成 外装 クロムフリー電気亜鉛メッキ鋼板 焼付塗装
構成 炉体 アルミナファイバ
構成 センサ R熱電対(温度調節用、独立過昇防止器用)
構成 ヒータ 1.1kW
構成 排気口 内径20mm(上部)
構成 冷却ファン 19/16W(50/60Hz)
コントローラ 温度制御方式 P.I.D.制御
コントローラ 温度・時間設定方式 ▲▼キーによるデジタル設定・表示方式
コントローラ 温度表示方式 設定温度表示:橙色LEDデジタル表示(分解能:1℃)、槽内温度表示:緑色LEDデジタル表示(分解能:1℃)
コントローラ タイマ表示範囲 0分~99時間59分(タイマ分解能1分または1時間)
コントローラ 運転機能 定値運転、クイックオートストップ運転、オートスタート運転、オートストップ運転、プログラム運転:最大99ステップ、99パターンまで、繰り返し運転機能
コントローラ 付加機能 通電/運転時間の積算機能(65535時間まで)、カレンダタイマ(24時間)時刻(24時間表示)、キャリブレーションオフセット、消費電力・CO2排出量・ヒータ操作量のモニター表示、停電復帰モード選択、ユーザ設定情報の保存・呼出
コントローラ ヒータ回路制御 トライアック ゼロクロス方式
安全装置 自己診断機能(センサ異常検知、ヒータ断線検知、トライアック短絡検知、メインリレー不良検知、自動温度過昇防止)、キーロック機能、独立過昇防止器、過電流漏電ブレーカ、温度ヒューズ
内容積  1.5L
付属品 排気口キャップ、温度ヒューズ、炉床板
内寸法(幅×奥行×高さ) 100×150×100mm
外寸法(幅×奥行×高さ) 376×404×515mm
電源容量 AC100V 11.5A
ブレーカ容量および電源設備容量 15A。電源コードの長さは器外約2mです。
重さ 29kg
価格(税抜) 508,000円

メンテナンス・保証内容


弊社ホームページ上でお客様登録いただけますと通常1年の無償保証が2年間となります。




FAQ

Q 50x50mm程度の透明な板をエアパッキンで保護された物が同梱されておりました。何に使用する物ですか。
A

製品の輸送時に必要な梱包材の一つですので、設置時に処分していただいて結構です。
運搬中にドアががたついてしまう事を防ぐためにこの梱包材をドアの下に差し込んでいます。
樹脂製で熱に強い材質ではありませんので、炉内に入れて加熱しないようご注意下さい。

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Q オプションの試料トレイ(OFP22)はどのようなときに使用するものですか。
A

試料トレイ(OFP22)は、炉からるつぼ等を取り出した後に装置の炉の外で仮置きする為のもので、幅200mm・奥行150mmの寸法がるつぼ等を置けるスペースになっております。
装置に1枚付属している炉内の底板保護の為に敷く板は、炉床板という品名となります。
炉内寸法によって大きさが違います。
FP102/103用      :OFP68(商品コード214157)90×145mm
FP302/312/303/313用 :OFP70(商品コード214158)190×245mm
FP412/413用      :OFP72(商品コード214159)290×245mm
オプションの炉床板は5枚1組での販売単位となっております。

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Q 炉体などにリフラクトリーセラミックファイバー(RCF)は使用されていますか。
A

使用されておりません。
以前の型式にはRCFが使用されておりましたが、本型式より炉体他RCFを使用していた部材をすべてアルミナファイバに変更しておりますので、RCFフリーとなります。

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Q 排気装置ユニット OFP36及びOFP38は旧型式FP22・FP32・FP42にも使用できますか。
A

使用できます。
排気装置ユニットは100V仕様のOFP36(商品コード:214160)と単相200V仕様のOFP38(商品コード:214161)があります。
FP22は100V電源のみなのでOFP36、FP42は単相200V電源のみなのでOFP38を選定できますが、FP32は100V電源と単相200V電源の2種類があります。
FP32にご使用いただく場合は装置背面の電源コード取付部の電圧ステッカーを確認するか、ステッカーが劣化して剥がれるなど目視できない状態の場合は電源を九電している建物側のブレーカーなどを必ず確認し、電源電圧を特定してからいずれかを選定してください。

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Q 専用架台はありますか。
A

ありません。
実験台など堅牢な机に置いてご使用ください。

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