サンプリング・オシロスコープPicoScope® 9300 シリーズとは
1. サンプリングオシロスコープとは?
通常のリアルタイム・オシロスコープでは捉えきれない、
数十GHz(ギガヘルツ)クラスの超高速な「繰り返し信号」を観測するための専用装置です。
2. 数十GHz広帯域化を実現する動作原理
その鍵は、等価時間サンプリング(Sequential Sampling)という方式にあります。
仕組みのイメージ
1回の現象をすべて取り込もうとするのではなく、
「繰り返される波形から、少しずつタイミングをずらして1点ずつデータを収集」します。
これを繰り返し、パズルのピースを組み合わせるようにして1つの高速波形を再構成します。
この方式により、サンプリング速度を抑えつつ超広帯域を実現しています。
3. PicoScope 9300シリーズの概要と特長
ヤマト科学が取り扱うPico Technology社製のPicoScope 9300シリーズは、最大30GHzの帯域を持つUSB接続のサンプリングオシロスコープです。
小型(170×285×40mm)軽量(1.3KG)で持ち運びか容易です。
TDR/TDTモデル 9311
ステップパルスを送信し、反射(TDR)や透過(TDT)を解析。
基板配線のインピーダンス不整合や、ケーブルの断線箇所を数ミリ単位の精度で特定します。


光オプション搭載モデル 9321
最大9.5 GHzのO/Eコンバータを内蔵。
光ファイバーを直接接続し、10Gイーサネットなどの光通信波形を直接測定・解析できます。


O/E 変換器出力、フィルター適用 (上図) 622 Mb/s ベッセル-トムソンフィルターに接続した結果。
この図には、等化された光受 信機が受信する信号が正確に示されています。これにより、PicoScope 9321-20 は正確な測 定値を表示できます。
CDR(クロックデータリカバリ)
データ信号からクロック信号を自己抽出。
外部トリガが用意できない環境でも、安定したアイパターン観測と自動測定が可能です。
4. こんなお悩みをお持ちの方に最適
| 商品コード | 型式 | 周波数帯域 | チャンネル数 | 垂直分解能 | 外寸法(幅×奥行×高さ) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PQ338 | PicoScope 9301-20 | 20GHz | 2 | 16bit | 170×285×40mm | 3,000,000円 |
| PQ339 | PicoScope 9301-30 | 30GHz | 2 | 16bit | 170×285×40mm | 4,010,000円 |
| PQ340 | PicoScope 9302-20 | 20GHz | 2 | 16bit | 170×285×40mm | 3,150,000円 |
| PQ091 | PicoScope 9311-20 | 20GHz | 2 | 16bit | 170×285×40mm | 3,720,000円 |
| PQ092 | PicoScope 9321-20 | 20GHz | 2 | 16bit | 170×285×40mm | 5,270,000円 |
| PQ093 | PicoScope 9341-20 | 20GHz | 4 | 16bit | 170×285×40mm | 5,000,000円 |
| PQ341 | PicoScope 9341-30 | 30GHz | 4 | 16bit | 170×285×40mm | 6,330,000円 |