製品情報
9ラインアップのプログラム運転機能付スタンダード
設定が容易なアップダウンキー入力で、操作性に優れたコントローラを搭載。高精度の温度制御を実現します。
温度・時間の設定・指示値ともデジタル表示となります。
デジタル設定の過昇防止一体型コントローラを採用。万一異常が生じた場合には常に安全側に制御する自己診断機能、過電流漏電ブレーカ等、安全機能を装備しています。
R熱電対の温度センサにより、長寿命使用が可能です。
操作性のよいコントローラを搭載し、プログラム操作もより簡単にできます。
排気口を天面上部に標準装備しています。
排気装置ユニットをはじめ、N2ガス導入装置(流量計付き)、タイムアップ出力、温度出力端子等、お客様の多様なご要望に対応できるオプションを取り揃えています。
商品コード | 214119 |
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型式 | FO410 |
性能 温度制御範囲 | 100~1150℃ |
性能 温度調節精度 | ±2.0℃(at 1150℃) |
性能 最高温度到達時間 | 約70分 |
構成 外装 | クロムフリー電気亜鉛メッキ鋼板 焼付塗装 |
構成 炉体 | セラミックファイバ |
構成 センサ | R熱電対(温度調節用、独立過昇防止器用) |
構成 ヒータ | 2.2kW |
構成 排気口 | 内径20mm(上部) |
構成 冷却ファン | 軸流ファンモータ |
コントローラ 温度制御方式 | マイクロコンピュータによるP.I.D.制御 |
コントローラ 温度設定 | デジタル設定 |
コントローラ 温度表示 | デジタル表示 |
コントローラ 過昇防止器 | コントローラ一体型 |
コントローラ 過昇防止器設定方式 | デジタル設定 |
コントローラ 運転機能 | 定値運転、プログラム運転(6パターン30ステップ×1、または15ステップ×2パターン、または10ステップ×3パターン) |
コントローラ 付加機能 | キャリブレーションオフセット機能、停電補償機能 |
コントローラ タイマ | オートスタート、オートストップ、クィックオートストップ、1分〜99時間59分、および999時間50分 |
安全装置 | 自己診断機能(メモリ異常、センサ異常、ヒータ断線、SSR短絡、自動過昇防止機能)、過電流漏電ブレーカ、過昇防止器 |
内容積 | 9L |
付属品 | 排気口キャップ1個、温度ヒューズ1個 |
内寸法(幅×奥行×高さ) | 200×300×155mm |
外寸法(幅×奥行×高さ) | 446×554×567mm |
電源容量 |
単相 AC200V
12A
ブレーカ容量および電源設備容量 20A。電源プラグは付属しません。電源コードの長さは器外約2mです。 |
重さ | 38kg |
価格(税抜) | 330,000円 |
電源を入れEr.19が出ている状態で、下記の操作を行って下さい。
下記操作後は一旦電源を切り、電源を入れ直してEr.19が再発しない事を確認して下さい。
※初期ロット品は操作方法及び表示が違う物があります。
上記操作を行えない場合は、弊社フリーダイヤルにご連絡下さい。
1.過昇防止器の設定が設定温度+50℃以下になっていれば、設定温度+50℃以上に変更してください。
それでもエラーが発生するようなら50℃ずつ設定値を上げて運用中にEr.19が発動しない設定値まで数値を上げて下さい。
サブメニューキーを押しサブメニューのキャラクターを表示させます。
最初に「oH」が表示されますので、そのまま確定キーを押して下さい。
中段の数値が点滅しますので、△▽キーで過昇防止器の設定値を上記に従い変更し、確定キーを押して下さい。
※初期値は1200℃に設定されております。
本機能は試料保護を目的とするものではなく、機器の異常による過熱防止を目的としております。
試料保護や爆発性物質、可燃性物質の使用における事故を保護する機能ではありませんので、通常は初期値のままご使用下さい。
2.キャリブレーションオフセット機能の温度設定が変更されていないかご確認下さい。変更されていれば、設定値を初期値0(ゼロ)に戻してください。
サブメニューキーを押しサブメニューのキャラクターを表示させます。
△▽キーで表示が切り替わりますので、「cAL」が表示されたら確定キーを押して下さい。
中段の数値が点滅しますので、「0」以外の数字なら△▽キーで「0」にして確定キーを押して下さい。
※初期値は0℃に設定されております。
本機能は校正されたセンサ及び温度記録計にて実測値を測定し、差分がある場合に補正を行う為の機能です。
通常は0℃のままご使用下さい。
上記二点で改善しなければ修理対応となります。
製品の輸送時に必要な梱包材の一つですので、設置時に処分していただいて結構です。
運搬中にドアががたついてしまう事を防ぐためにこの梱包材をドアの下に差し込んでいます。
樹脂製で熱に強い材質ではありませんので、炉内に入れて加熱しないようご注意下さい。
平均面荷重で約5kgです。
0~1160です。
但し使用温度範囲は100~1150℃となりますので、制御を保証している設定温度は使用温度範囲となります。
正常です。
高温での運転の際本体の炉体と扉の炉体の膨張率が違う為、双方を密着させると膨張率の低い扉が割れる恐れがある為、若干の隙間を設けています。
電気炉は炉内左右にヒータが露出していますが、マッフル炉は炉内にヒータは露出しておらず、炉体がヒータを覆っています。
マッフル(muffle:覆う等coverと同意)という単語から、当社ではヒータが炉体に覆われて炉内に露出していない高温炉を弊社では【マッフル炉】と称しています。
タイムアップ出力端子 OFO30(商品コード281301)の仕様は下記の通りとなります。
出力条件:オートストップ/オートスタート/クイックオートストップのタイムアップ時、プログラムエンド時
接点形式:a 接点(リレー接点)
接点容量:AC250V 3A/DC30V 3A
接続形態:M4 ネジ込端子台
使用温度や処理対象物から発生するガスによる影響があり無負荷運転でのデータは参考にならない可能性が高いので、弊社では連続運転/断続運転 いずれの場合もヒータ寿命のデータを測定しておりません。
なお、傾向と致しましては高温設定になるほどヒータ寿命は短くなる傾向にあります。
Er.17は内部通信異常ですが、炉内右奥にあるセラミックスの筒で保護されたダブルセンサ(R熱電対が二つ入ったもの)が処理対象物の出し入れ時等に押してしまうなどして、触れ合っている状態になってしまうと発動致します。
R熱電対一つは細いリード線の中心に小さな粒状の測温接点が付いた形状をしています。
炉内が完全に冷えたことを確認してからダブルセンサのR熱電対2つが接触しているようでしたら、綿棒等柔らかい材質で二つのR熱電対を離して復旧するかご確認ください。
復旧しない場合はコントローラ内部の配線の抜けやコントローラの故障などが考えられますので、ご購入いただいた販売窓口担当者あるいはWEBサイトお問い合わせフォームより修理対応をご依頼ください。
初期ロットから一度コントローラのモデルチェンジが行われております。
旧型コントローラと現行型コントローラの違いは操作キー(操作ボタン)の総数で判断できます。
・操作キーの総数が4個:旧型コントローラ
・操作キーの総数が8個:現行型コントローラ
各型式の旧型コントローラ搭載モデルの製造番号(Serial No.またはLOT No.)は下記の通りです。
・FO100:41400150まで
・FO200:41300502まで
・FO300:41300498まで
・FO310:41300080まで
・FO410:41300269まで
・FO510:41300265まで
・FO610:40900302まで
・FO710:40200442まで
・FO810:41400154まで
尚、FO100とFO810は上記以前の製造番号に一部現行型コントローラ仕様が混在しております。
製造番号と同時に操作キーの総数も併せてご確認ください。
旧型コントローラの取扱説明書をご希望の際は、WEBサイトお問い合わせフォームより装置の型式と『旧型コントローラ取扱説明書希望』をご記入の上、ご請求ください。
10時間連続での運転の必要は、ありません。
保護被膜は繰り返し高温を加える事で徐々に堆積されてゆき、最終的にある程度厚みが形成されると表面から崩壊し剥がれてゆきますので、断続的に高温加熱しても問題が生じる可能性はありません。
5時間×2日等、何回かに分けて行って戴いても問題ありません。
700℃以下でも保護被膜は形成されますが、形成速度が遅く初めから処理対象物を加熱すると保護被膜が形成される前に腐食性ガスの発生でヒータの寿命を縮める可能性がある為、炉体の水分を飛ばす空焼きの意味も含め、処理対象物を入れない状態で1050℃で加温する事を推奨しています。
あります。
2003年から2004年あたりに標準装備といたしましたので、それ以前にはオプション対応せず排気口が装備されていない装置が出荷されています。
外観からは排気口が取り付く場所の外装穴にゴムの蓋がされていることで判断出来ます。
約170度です。
温度センサは制御センサ(メインコントローラ用のセンサ)と過昇防止センサ2本取り付けられていますが、セラミックの筒を保護管として2本の温度センサが1か所に取り付けられている『ダブルセンサ』という形状としています。
取付位置は炉内背面右側上部で炉内に露出していますので、扉を開ければ目視できます。
高温度で使用または高温度での扉開閉を行なうと炉体にヒビが入ることがありますが、細かいヒビであれば使用上・性能上支障はありません。
ただし大きな亀裂が入っていて外壁にまで到達している場合は、装置外壁に高熱が吹き付ける可能性がありますので、ご使用を停止してご購入いただいた販売窓口担当者あるいは弊社WEBサイトお問い合わせフォームにて点検を依頼してください。
尚、熱衝撃で大きな亀裂が入る要因として熱処理中の扉開放による炉体の熱衝撃が挙げられます。
炉内温度が500℃以上での扉開放は出来る限り避けてください。
キャリブレーションオフセット機能に誤入力している可能性があります。
取扱説明書の『キャリブレーションオフセット機能』のページを参照し、補正値が入力されていたら『0(ゼロ)』に設定変更してください。
こちらは扉と本体の固い炉体同士が当たり割れないために取り付けている『炉口材』という部材で、運搬用の保護材ではありません。
ステンレスの板と共に、取り外さずにそのままご使用ください。
はい、本型式は炉体にRCF(リフラクトリーセラミックファイバー)を使用しております。
現行のFO101/201/301/311/411/511/611/711/811、FP103/303/313/413からは炉体にはRCFフリーのアルミナファイバーを使用いたしております。
あります。
本ページ下のお問い合わせボタンを押して、お問い合わせ内容にRCF使用箇所の資料希望とご記入の上送信戴ければ、pdfファイルにてメールでご送信いたします。
弊社工場にご返送戴いて対応した経験はあるようですが、炉体の穴明け加工が必要となり、一度加熱した炉体は多くが脆くなっている為破損する確率が非常に高いので、後付けはご推奨出来ません。
本体ご発注時に一緒にご指定ください。
現行の排気装置ユニット(OFP36・OFP38)にはアースコードが付いていますが、以前は着いていなかった為、FO100の設計変更前の装置本体にはアースコードを接続する為のM4メネジ穴が背面に明けられておりません。
装置外壁に導通すれば問題はありませんので、排気装置ユニットの足を装置本体に固定するビスで、排気装置ユニットの足の上にアースコードの端子を配置して共締めしてください。
ヒーターを取り付ける前に分解しなければならない箇所が多く、また高電流が流れる部分ですのでお客様で交換作業ができる部品ではございません。
基本的には弊社フィールドエンジニア、或いは販売代理店の修理担当者に交換作業を依頼してください。