製品情報
型式:PW18-3AD
コンパクトで多機能・スタンダード直流安定化電源
1台で最大4出力が可能なうえ、各々を別々の設定で動作・制御することが可能です。
シリーズレギュレータ方式を採用し、低ノイズかつ過渡応答性に優れています。
出力電圧は10mV(10V未満の出力は1mV)、出力電流は1mAの設定・読み取りが可能です。
全ての設定値はロータリーエンコーダによるワンダイヤル・コントロールの簡単操作です。ディジット・キー操作により、電圧・電流設定値の可変桁指定ができ、スピーディーな設定が可能です。
各出力の正負両極の電圧や電流をゼロから同時に可変できる絶対値トラッキングや、ある電圧/電流値を基準とした%値トラッキングの設定が可能です。トラッキング機能を解除し、各出力を個別に設定することもできます。
バリアブル操作に加え、使用頻度の高い出力電圧/電流値を予め4点(電圧と電流値)までプリセットすることができ、スピーディーな出力値の切り換えが可能です。
各チャンネルのアウトプットオン(またはオフ)をMAIN OUTPUT KEYのON(またはオフ)に対して0秒~10.0秒遅らせることができます。負荷側の機器に対して複数の出力を同時にON/OFFすると、思わぬダメージを与えてしまう場合があります。特定の出力ある程度遅らせてON/OFFさせたい時に便利な機能です。ディレイタイムの動作は、各チャンネルのアウトプットオフの順番をアウトプットオンと同じ(ノーマル動作)とするか、アウトプットオンと逆(リバース動作)とするか選択できます。
電圧値・電流値を、表示されている桁より一桁小さい分解能で微調整することが可能です。微調整の設定ステップは、電圧の場合、定格電圧10V以上のチャンネルで約1mV、定格電圧10V未満のチャンネルで約0.1mV、電流の場合は約0.1mAとなります。※微調整用の桁は定格表にある設定確度を保証しておりません。
PW-Aシリーズと負荷との接続線の導体抵抗や出力端子の接触抵抗により発生する負荷端子での電圧降下分を補償します。(PW26-1ATS、PW18-1.3ATS、PW8-5ADPSのみ。付属のリモートセンシング用端子付きリードを使用)
パネル面のパワーキー、キーロックキー以外の操作を不可能にします。長時間のエージングや、実験中席を離れた時など、他の方に誤って設定値を変えられる心配が有りません。
リミットキー操作により出力ON状態で各出力の電圧、電流設定値を確認することができます。実験中、ちょっと確認したい時に便利な機能です。また、出力ON状態で各プリセット値を変更することもできます。
外部接点によりメイン出力のON/OFFをコントロールすることができます(短絡時、ON)。外部接点を短絡(ON)することによりPRESET1~4のいずれかを選択することができます。また電源をアラーム状態にし、メイン出力をOFFさせることができます。