製品情報
商品コード:24-1130-300
型式:CyteFinder II HT
希少細胞検出のための免疫蛍光イメージング
特徴
CyteFinder II HTは、最大80枚のスライドをハンズフリーかつ高速にホールスライドスキャンできる機能と、バーコードによるサンプルトラッキングを備えたワークフローにより、大量処理を求められる病理検査ラボのニーズに応えます。
希少細胞の検出および自動的な組織領域の認識を機械学習ベースで実行するワークフローにより、CyteFinder II HTは、細胞ベースまたは組織ベースの多重解析を行う臨床研究者にとって理想的な装置です。
・多様なサンプルに対応:
ーIF(免疫蛍光)、H&E(ヘマトキシリン・エオシン染色)、IHC(免疫組織化学染色)モード
ー血液塗抹標本、組織切片、穿刺吸引液などの細胞診サンプルに対応
・機械学習アルゴリズム搭載:
ー希少細胞の自動検出および順位付けでレビューを支援
ー高度なCTC解析による高速処理とレビュー一致率の向上
・使いやすい染色パネルで希少細胞の識別と分類が容易
・デジタルパソロジー対応:組織解析オプションによりCyteFinder II HT上での空間解析が可能
・臨床検査室向けに最適化された設計:
ーカスタム解析ワークフローに対応
ーグローバルCROネットワークとの連携も可能
主なアプリケーション
・CTC(循環腫瘍細胞)に基づくリキッドバイオプシー
・希少細胞の同定
・組織微小環境の解析を含む探索的生物学研究
・T細胞抗原受容体の探索
・免疫細胞の特徴解析
・デジタルパソロジーおよびリキッドバイオプシー解析向けの大量スライドイメージング
・細胞ベースの非侵襲的出生前診断(NIPT)
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●AccuCyte サンプル前処理システム
AccuCyteは、全血から有核細胞をスライドへ塗布するまでのシンプルで再現性の高い前処理システムです。標的細胞の損失を最小限に抑えます。
・高感度の確保:洗浄・溶解を伴わない密度分離法による直接移送
・再現性のある操作:どのユーザーでも安定した標的細胞の回収が可能
・柔軟なワークフロー
ー採血後最大5日間の血液安定性
ー染色前のスライド保存(バンキング)にも対応
ー長期保存:-20℃で最大3年間のスライド保存が可能(多くのバイオマーカーに影響なし)
・構成:
-AccuCyte Blood Collection Tube (BCT)
ーAccuCyte Separation Tube
ーAccuCyte Collector
ーCyteSealer
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RarePlex パネルキット
RarePlexパネルキットは、CTCのフェノタイピングおよび個数評価を目的とした免疫蛍光パネルキットおよびディベロッパーキットで構成されています。一部のキットには詳細解析のための追加バイオマーカーも含まれます。
・高い検証性を備えたCTC検出アッセイキット
・AccuCyte、他社製自動染色装置、CyteFinder II HTと組み合わせて使用可能
Developer キット
Developerキットは、マウスまたはウサギ抗体を用いて1〜2種類のバイオマーカーを既存のCTCパネルキットに追加し、カスタムアッセイを構築できる単一チャンネル構成のキットです。作製時は専門チームのサポートが受けられます。
・検証済みのCTCアッセイに基づいたカスタムバイオマーカー探索が可能
・複数のバイオマーカーを追加できる唯一のCTCプラットフォーム
・柔軟なバイオマーカーの組み合わせが可能
・2種類のマウスまたはウサギ抗体を同時使用可能なケミストリー
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導入事例
CTC(循環腫瘍細胞)の正確な検出は、患者血液から有用かつ定量的なデータを得るために極めて重要です。学術誌『Frontiers in Oncology』に掲載された研究論文では、CTC分離のためのAccuCyteプロセスと、CyteFinder IIによる免疫蛍光染色およびイメージングについて紹介されており、密度分離法や溶解法に基づく従来の手法と比較して、95%以上の回収率を達成する信頼性の高いワークフローであることが示されています。
濃縮処理を行わない多パラメーター高解像度イメージングによる循環腫瘍細胞の正確な分離と検出
Yeo D、Kao S、Gupta R ほか
シドニー大学(オーストラリア・シドニー)
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CyteFinder IIによるメラノーマの高精細マッピングが、米国国立がん研究所(NCI)の「Cancer Moonshot」計画の一環であるHuman Tumor Atlas Networkプロジェクトに活用されています。
原発性メラノーマにおける進行と免疫編集の空間的ランドスケープ(単一細胞解像度)
Nirmal A、Maliga Z、Vallius T ほか
ハーバード大学医学部(米国マサチューセッツ州ボストン)
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エール大学医学部のDavid Rimm医師が、次世代CLIA診断検査とHER2陽性乳がん患者への重要性について語ります。
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HER2発現の定量評価によるERBB2非増幅型乳がんのサブ分類
Moutafi M、Robbins C、Yaghoob V ほか
エール大学医学部(米国コネチカット州ニューヘブン)
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CyteFinder IIは、ハーバード大学医学部、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院、ヴァンダービルト大学との共同研究により構築された大腸がんの3Dアトラスにおいても使用されています。
大腸がんにおける状態遷移と免疫相互作用の多重3Dアトラス
Lin J、Wang S、Coy S ほか
ハーバード大学医学部(ボストン)、ヴァンダービルト大学医学部(ナッシュビル)、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院(ボストン)
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