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製品情報

製品詳細

ホールスライドイメージングシステム/空間プロテオミクス

Orion

商品コード:24-1290-100

型式:Orion

ホールスライドイメージングシステム/空間プロテオミクス(Orion

Orion V2 Imaging System

  • ホールスライドイメージングシステム/空間プロテオミクス(Orion

製品概要

空間プロテオミクスを、研究の“実行段階”へ。 FFPEサンプルで、ホールスライド・高多重・高スループット解析を実現する Orion

ホールスライドイメージングシステム/空間プロテオミクス(Orion)の特徴

空間オミクスへの関心が高まる一方で、現場ではこのような課題が残っています。
「多重染色すると手間が増える」
「再染色で組織を消耗する」
「ROI中心では組織全体の理解が難しい」
「研究用途では使えても、臨床検体や多数検体への展開が難しい」

Orionは、こうした空間解析の現場課題に対し、
1回の染色、1回のスキャン、全スライド解析という形で応える、
ホールスライドイメージングシステムです。


17種類のバイオマーカーを同時に1回で解析し、標準的なスライドガラス上で、組織全体を高精細に取得。
さらに同一セクションでH&Eとの整合も可能で、創薬研究、トランスレーショナル研究、病理研究における実用性を高めます。

このような課題はありませんか?

多重染色したいが、ワークフローが複雑になる
空間解析の高度化に伴い、観察したいバイオマーカーは増える一方です。しかし従来の多重染色では、パネル設計や工程が複雑化し、実験系の立ち上げや運用負荷が大きくなりがちです。

再染色・測定で、組織や時間を消耗してしまう
再染色が必要な手法では、組織への負荷、作業時間、再現性の確保が課題になります。特に貴重な臨床検体では、サンプル消費は大きな制約です。

ROI中心の解析では、全体像が見えにくい
局所領域だけを見ていると、腫瘍微小環境や免疫細胞分布の全体像、組織構造との関係を十分に捉えにくいことがあります。

臨床検体やコホート研究へ展開しにくい
空間解析は魅力的でも、スループットが低いと、多数症例を扱う研究や実運用への展開は難しくなります。

Orionが解決すること

●1回の染色で、多重解析を完結
Orionは、1回の染色で17マーカーを同時染色し、1回の検出が可能です。脱色や再染色を必要とせず、組織への負荷を抑えながらシンプルなワークフローで多重解析を実施できます。

➡ 得られる価値
・組織消耗を抑制
・工程を簡略化
・計画を立てやすい
・再現性の高い運用

●ホールスライドを、1回で取得
標準的なスライドガラスに対応し、スライド1枚をワンスキャンできます。
局所領域だけではなく、組織全体の構造と細胞分布を踏まえた解析が可能です。さらに、同一セクションでH&E染色との整合も可能であり、形態情報と分子情報をつなげた評価に役立ちます。

➡得られる価値
・ROI依存の解析から一歩進められる
・組織全体の微小環境を俯瞰できる
・研究結果の説得力向上につながる

●高速取得により、研究を前に進めやすい
Orionは「従来の多重染色技術より高速」であり、高いデータ取得効率を持ちます。20チャンネル同時スキャンにより、取得よりも解析や解釈に時間を割くことが可能です。

➡得られる価値
・既存試料資産を活かしやすい
・病理・研究部門との連携を進めやすい
・臨床検体を扱う研究への適用を検討しやすい
・新規設備や特殊運用への依存を減らしやすい

Orionの主な特徴

Orion System Overview

1回の染色で完結 — 脱色や再染色不要で17マーカー以上を同時検出可能。バッチ処理に適しており、染色サンプルは6か月間安定。

スライド1枚をワンスキャン — 標準的なスライドガラスに対応、特別なガスケットは不要。同一セクションでH&E染色と蛍光画像の整合も可能。

10倍速でデータ取得 — 従来の多重染色技術より高速かつ高プレックスで、コホート研究にも対応。
➡※参考情報:nature reviews methods primer[Spatial multiplexing and omics]

高いデータ取得効率 — 20チャンネル同時スキャンにより、より多くの時間を解析に活用可能

柔軟なパネル構成 — 既製のパネル使用またはカスタム設計が可能で、数百種類のバイオマーカーに対応。

臨床および研究に最適 — 1日で複数スライドを処理でき、大規模研究や臨床応用にも対応。

マルチオミクス解析に — OME-TIFF形式出力により定量解析や他システムとの互換性も確保。

空間プロテオミクスにおける活用例

NEW!免疫プロファイリングパネル
Orion System Overview
この免疫プロファイリングパネルは、研究チームに「深さ」と「柔軟性」の両方を提供します。
免疫表現型および免疫機能をカバーする40種類のコアバイオマーカーにより、空間的な洞察を即座に得ることができます。
さらに、3回のイメージングラウンドで最大50種類のバイオマーカーに拡張でき、研究ニーズに合わせて調整が可能です。

特徴
40種類のコアバイオマーカー:免疫表現型および免疫機能を網羅
柔軟な設計:3ラウンドで最大50プレックスまで(最大10種類の追加バイオマーカーを拡張可能)
即日使用可能:複雑な検証やプロトコル開発は不要
あらゆるプロジェクトに適応:研究目的に応じてパネルを最適化可能
イノベーションのための設計:ワークフローを簡素化し、新たな発見を促進

免疫プロファイリングパネル例

Immune Phenotype(免疫表現型)
CD69、GATA3、GrzB、HLA-ABC、HLA-DR、Ki-67、MPO、PD-1、TBX21、TIM-3

Immune Function / Indication(免疫機能・応用)
B2M、CD68、CD3e、CD79a、CD4、CD123、CD8、CD138、CD11b、CD141、CD11c、CD163、CD14、CD206、CD20、DC-LAMP、FOXP3、CD45、IBA1、CD56、NKp46

追加オプション
最大10種類のバリデート済みバイオマーカーを追加し、研究ニーズに合わせてパネルをカスタマイズ可能。

他にも検証済みのパネルを各種用意しており、カスタムも容易です。
www.rarecyte.com

紹介動画(日本語字幕付き)

 

事例集(データを触れます)





≫15-Plex 非小細胞肺がん
これは、非小細胞肺がん(NSCLC)のホールスライド組織イメージングであり、RareCyte 2025年カレンダーの表紙画像として採用されています。






≫16-Plex 膵管腺癌
これは膵管腺癌の全組織スライドイメージングです。この画像は、RareCyte 2025年カレンダー応募作品の受賞作の一つです。






≫15-Plex 卵巣漿液性嚢胞腺癌
これは卵巣漿液性嚢胞腺癌の全組織スライドイメージングです。この画像は、RareCyte 2025年カレンダー応募作品の受賞作の一つです。






≫15-Plex 唾液腺
これはGoujerot-Sjogren症候群を示す唾液腺の全組織スライドイメージングです。この画像は、RareCyte 2025年カレンダー応募作品の受賞作の一つです。






≫18-Plex マウスメラノーマ
これはマウスメラノーマの全組織スライドイメージングです。この画像は、RareCyte 2025年カレンダー応募作品の受賞作の一つです。






≫ 16-Plex 肝細胞癌
これはマウスの肝臓における肝細胞癌の全組織スライドイメージングです。この画像は、RareCyte 2025年カレンダー応募作品の受賞作の一つです。






≫ 高重複免疫蛍光(IF)+H&E染色による40名の大腸癌コホートのイメージング
このデータセットは、ハーバード大学がNature Cancerで発表した論文に基づくものであり、Orionのトランスレーショナルリサーチや臨床研究、さらには診断への応用適性を強調しています。






≫15-Plex 乳腺腺癌
これは高悪性度の乳管腺癌の全組織スライドイメージングで、同一セクションのH&E染色も含まれています。腫瘍はT細胞およびマクロファージによって浸潤されています。






≫MSS大腸癌(CRC)
この研究はWeill Cornell Medicineによって行われ、Nature Oncogeneに発表されたものです。ネオアジュバント試験において患者サンプルを観察し、迅速な反応情報を提供しています。また、治療作用のメカニズムを理解する手がかりとなり、臨床試験の設計にリアルタイムなインサイトを与える可能性を示しています。






≫15-Plex マウス回腸
これは15種類のバイオマーカーパネルで染色されたマウス回腸の全組織スライドセクションです。






≫16-Plex タイプ1糖尿病における人間の膵臓の空間解析と高複合度の免疫蛍光による研究
Dr. Estefania Quesada-Masachs Instructor, La Jolla Institute for Immunology, La Jolla, CA

このウェビナーでは、La Jolla研究所のDr. Quesada-Masachsが、1型糖尿病ドナーの膵臓全組織サンプルを対象に、多重染色を行い、さらにイメージ解析と定量化について説明しています。







≫13-Plex マウス脾臓
これは13種類のバイオマーカーパネルで染色されたマウス脾臓の全組織スライドセクションで、1回の染色とスキャンで撮影されています。






≫14-Plex 転移性大腸癌 (CRC) を有する肝臓サンプル
これは転移性大腸癌(CRC)を有する肝臓サンプルの全組織スライドセクションで、14種類のバイオマーカーパネルで染色され、1回の染色とスキャンで撮影されています。

この画像はAnkur Sharma氏(Harry Perkins Institute of Medical Research)の提供です。






≫15-Plex 反応性リンパ増殖症を有する扁桃組織
これは反応性リンパ増殖症を有する扁桃組織の全組織スライドセクションで、15種類のバイオマーカーパネルで染色され、1回の染色とスキャンで撮影されています。

このデータセットでは、より大きな免疫腫瘍学パネルから選択されたマーカーのサブセットが示されています。
≫ Interactive data set →
≫ Download pdf version →






≫17-Plex 浸潤性結腸直腸腺癌
これは浸潤性結腸直腸腺癌の全組織スライドセクションで、17種類の免疫腫瘍学バイオマーカーパネルで染色され、1回の染色とスキャンで撮影されています。

このデータはハーバード大学システム薬理学研究所との共同研究に基づいて収集されました。また、このビューワーでは、より大きなパネルから選択された一部のマーカーセットが表示されています。
≫ Interactive data set →
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≫16-Plex 口腔扁平上皮癌
このデータセットは、16種類のマーカーを単一の組織セクションに表示しています。画像の下部には舌の正常な粘膜表面が見られ、上部には線維性反応に囲まれた浸潤性癌の結節が確認できます。
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≫17-Plex 非小細胞肺癌
このデータセットは、非小細胞肺(NSCLC)に隣接する肺組織セクションの17種類のマーカーによる全スライドスキャンです。

正常な肺胞の構造が保持されており、散在する免疫細胞の浸潤も確認できます。
≫ Interactive data set →
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≫ 13-Plex 結腸腺癌
このデータセットは、13種類のマーカーを用いて撮影された高悪性度の結腸腺癌の全スライド組織イメージングです。
これは「ホット・チューマー (Hot Tumor)」と呼ばれ、PD-L1の発現が目立つクラスターが散在しています。
全てのマーカーは1回の染色プロセスで処理され、単一のスキャンで撮影されています。
≫ Interactive data set →