製品情報
型式:PBW-403LPRK
0V放電・大電流に対応した回生双方向直流電源
PBW-Lシリーズは、0~80V/±150A(5kW)の動作範囲で、最大100kWまで電力拡張対応することができる回生双方向直流電源です。双方向動作によりバッテリーの模擬や充放電が可能。eモビリティ向けのモーターコンポーネントなどの力行・回生動作に対応します。直並列マスタースレーブに対応し、ユーザーでも自由な拡張、電圧・電流レンジの変更が可能。初期投資を抑えて、将来的に大電力化するパワーエレクトロニクスや、低電圧大電流で評価が必要な燃料電池や電解処理の研究に適しています。
PBW-Lシリーズは、80V/±150A/5kWのベースモデル「PBW-502L」を組み合わせて、並列では20台(80V/±3000A/100kW)までのモデルを構築可能。
2直列モデルは140V/±150A/10kW単位で同じく100kW(140V/±1500A/100kW)、3直列モデルは210V/±150A/15kW単位で90kW(210V/±900A/90kW)までを構築することができます。
さらに力行・回生動作において、0Vからの動作が可能。燃料電池のような低電圧大電流のデバイス評価にも適しています。
PBWシリーズはSiC MOSFETを一部で採用、回生負荷動作により、従来の電源+電子負荷装置より大幅な小型・軽量化を実現しました。
PBWシリーズは直流安定化電源の供給動作(ソース)と、直流電子負荷装置の放電動作(シンク)の領域を交互でも連続的にも動作させることが可能です。
PBWシリーズは5kWをワンユニットとし、直列は3台、並列は最大20台までのマスタースレーブ動作が可能。
定電圧制御(CVモード)と定電流制御(CCモード)の他に定電力制御(CPモード)を設定することができます。それぞれの動作時に他のリミットは上限と下限が設定することができ、インピーダンスの急変に対する保護として利用することができます。
回生動作とは、シンク動作時に電力を熱にして消費せずに、インバータにより商用電力に電力回生する動作になります。
放電する電力を交流(商用電圧)に変換し、施設へ戻すことができ、変換効率による損失分しか熱が発生しません。
出力および放電の電圧、電流、電力の立ち上がり速度を別々に変更することができます。電圧/電流/電力の変化中の被評価機器の性能が確認できたり、急激な変化による損傷を回避することができます。
直列に任意の抵抗値を設定することが可能な内部抵抗可変機能を使用することで、抵抗による電力ロスを発生することなく、劣化したバッテリーの模擬や、長距離配線の模擬、簡易的な太陽電池パネルのストリングスを模擬することができます。
PBWシリーズの液晶表示は標準の水平(Horizontal)と、縦置きで使用した場合にも操作できるように垂直(Vertical)表示が設定することができます。
双方向直流電源は、大型のインバータやモーターなどの被試験機器が多いため、通信ラインの絶縁性能が高くノイズに強い、かつ長距離の通信が可能なLANは非常に相性が良いです。また、PBWシリーズが車載充電器やバッテリーパックを模擬するHILSなどの統合的なエミュレーションでは、CANインタフェースを利用することができます。
100kWまでの電力モデルもご用意可能です。
20kW以上は19インチラック(RK)に搭載してのご提案となります。
ラックマウントモデルは使用するラック装備びよって変わります。
拡張性を考慮し、5kWからラックマウントモデルもご提案可能です。
型式 | PBW-403LPRK |
---|---|
定格容量 | ±5kW/Unit |
入出力絶縁方式 | 高周波トランス絶縁方式 |
運転モード | 定電圧(CV)、定電流(CC)、定電力(CP)、定抵抗(CR) |
直並列可能台数 | 最大20台︓並列20台・直列3台 |
冷却方式 | 強制空冷 |
保護機能 | 電圧保護上限・下限、電流保護上限・下限 |
外寸法(幅×奥行) | 430×750mm |
定格動作範囲定格電力 | 40kW |
定格動作範囲出力電圧 | 0~80V |
定格動作範囲出力電流 | ±1200A |
ACライン AC電圧 | AC200V ±10% 三相3線式50/60Hz |
ACライン AC電流 | 約166.4Arms |
リモートセンシング | 対応 |
Unit数 | 8 |