製品情報
型式:Partica LA-960V2
Partica LA-960V2 Laser Particle Size Analyzer
希薄から濃厚系までナノ粒子の粒子径を標準測定時間1分で高速測定
LA-960V2はレーザ回折/散乱式を採用しており、光の強度の角度依存性(散乱パターン)によって粒子径分布を決定します。また2光源を搭載しており、比較的大きな粒子は赤色の半導体レーザの、比較的小さい粒子は青色LEDの散乱光強度を検出することが出来ますので、数10nmというわずかな違いも検出できます。
試料を分散、測定、洗浄までを60秒で完結することが出来ます。また、最大10L/minの遠心ポンプを採用しているため、フローセルに試料を効率よく送り込み、比重の大きな試料でも停滞や分級を引き起こさないため、効率的な測定が可能です。
食品、医薬品などの乾燥粉末を測定したい場合には、乾式測定ユニットが有効です。サンプルに応じて自由落下による非分散測定、圧縮空気を用いた強制分散のどちらでも対応出来ます。また、試料に特性よっては低付着シューターやV字シューターを、微量の場合には吸引サンプラーを使用することが出来ます。
高濃度セルユニット(オプション)を使えば、原液(希釈なし)または原液に近い状態で測定できます。研究部署において材料の希釈変化による粒子径の変動(例えば希釈しても変化しない、希釈するにつれて凝集するなど)を確認することができ、様々な試料濃度での測定も可能です。例えば電池電極材料を高濃度スラリーのまま測定することで凝集評価が可能です。インク・塗料・顔料・エマルションなどの評価にも有効です。
ミニフロー・小容量循環システム(オプション)により、測定1回あたりの溶媒量が約35mLで測定出来ますので、有機溶媒のような少量で測定する時はお勧めです(通常循環: 180mL)。また、超音波プローブの内蔵により分散処理も可能です。また、バッチ式セルユニット(オプション)により、最少5mLで測定可能なので、分散媒を最小限に節約できます。
多検体を自動測定する場合にはオートサンプラが有効です。
・スラリー状試料用:攪拌した上で自動サンプリング可能です。
・粉末試料用:24個の試料カップを搭載可能な回転テーブルによる自動サンプリングが可能です。
画像解析ユニット(オプション)をメインユニットに組み込むことで、リアルタイムの観察、粒子画像の取得(9~1000µm)、および湿式循環システム内の粒子評価が可能になります。さらに、オプションのソフトウェアによって、試料の長さ、幅、円形度、アスペクト比も計測可能です。
型式 | Partica LA-960V2 |
---|---|
測定原理 | Mie散乱理論 |
測定粒子径範囲 | 0.01~5000μm |
測定時間 | 60秒(分散媒注入から循環系洗浄および粒子径分布結果表示まで) |
測定方式 | フローセル測定、バッチ式セル測定(バッチ式セル/セルホルダが必要) |
測定必要サンプル量 | 約10mg~5g(フローセル測定時:ただしサンプルにより異なる) |
分散媒 | 約180mL(フローセル使用時)、約5、10、15mL(バッチセル使用時) |
通信 | USB2.0(装置本体~PC間) |
光学系 | 光源:半導体レーザ(650nm)、5mW、LED(405nm)、3mW 検出器:リング状シリコンフォトダイオード、側方・後方シリコンフォトダイオード |
循環系 | 分散:超音波プローブ 30W 循環:遠心ポンプ15段階可変 最大約10L/min(水の場合) フローセル:合成石英 |
使用温度・湿度 | 15℃~35℃、85%RH以下(ただし結露しないこと) |
電源容量 |
AC 100-240V
300VA
(50/60Hz) |
外寸法(幅×奥行×高さ) | 705×565×500mm |
質量(測定部) | 56kg |
データ処理・操作部 | PC:IBM PC/AT互換機 OS:Windows®10/64bit プリンタ:各OS対応プリンタ モニタ:解像度がWXGA以上の各OS対応モニタ 操作方式:マウス、キーボードによる入力(タッチパネル非対応) |
価格(税抜) | 8,970,000円~ |