原子間力顕微鏡(AFM)は、1990代初期に実用化されて以降、学術研究分野に止まらず、産業分野においても幅広く利用されています。近年では試料表面の段差や粗さ測定の他、複合材料の弾性率評価や電子デバイスの電気物性など、幅広い機能を活かしてその用途が広がり、多くの研究者・技術者の方々に利用されています。
全12回の本講座は、AFMをご利用になられている・これから使われるご予定の研究者・技術者の方々にお役立ていただける内容を目指し、長年、AFMの装置開発とその応用をご研究されてきた京都大学名誉教授山田啓文先生を講師に迎えて、AFMを始めそこから派生してきた測定機能の原理の理解を深めるとともに最新機能や将来の可能性について学んでいただく内容となっています。
多くの皆様にAFMを深く理解いただけることを願っています。
第2回目のテーマは「AFMの動作モードとその特徴」です。
AFMの動作モードとその特徴:
• 動作範囲(接触/間欠接触/非接触法)
• 動作制御法(静的たわみ, 検出方式⦅AM-AFM, FM-AFM⦆)
• 動作範囲と制御法の関係 (各モードにおけるカンチレバー動作)
≪講師≫
公益財団法人京都技術科学センター副理事長 京都大学名誉教授 山田 啓文先生
~経歴~
・1982年 京都大学理学研究科物理学第一専攻修士課程修了
・通省産業省工業技術院・計量研究所研究員
・米国スタンフォード大学客員研究員
・工業技術院・産業技術融合領域研究所主任研究員
・京都大学工学研究科電子工学専攻助教授、同教授を経て現在、京都技術科学センター副理事長、京都大学名誉教授。科学と言語としての日本語との関係について思索に耽る傍ら、原子間力顕微鏡法に関する研究に相変わらず時々没頭。
開催日時 | 2025年5月30日(金)15:00~16:00 |
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会場 | ウェビナー形式 |
主催 | オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社 |
お申し込みはこちら(お申し込みフォームへのリンクとなります)
本件に関するお問い合わせ先 |
分析・計測機器営業部 |
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