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ヒュームフード 機種選定表

ヒュームフード 機種選定表

ヒュームフードは安全のため、実験内容、使用薬品に基づき、風量、形状、材質を選定することが重要です。ヤマト科学では標準・風量可変型のほか、形状・用途別にラインアップを揃えています。

▼ 選定の条件

  • 使用する薬品は何ですか?

    有機溶剤中毒予防規則または特定化学物質等障害予防規則に該当する薬品を使用の場合、最小制御風速の規制があります。

  • 放射性物質、過塩素酸ですか?

    それぞれ、専用のヒュームフードを使用。制御風速は全開時で0.5m/s以上が推奨されます。

  • 熱量の使用量はどの程度ですか?

    熱源を使用する場合、通常の風量では、 2,326J/s(2,000Kcal/h)程度まで。 それ以上は別途風量設定が必要です。

  • 庫内に設置する装置、機器の大きさは?

    機器の設置にはヒュームフードの内部有効寸法及び耐荷重を確認。一般のヒュームフードは、搭載荷重100kg/台。

  • 形状、寸法は、スペースは?

    形状としては一般的な標準型、卓上型、ウォークイン型、低床型などから選定。間口1,200、1,500、1,800mm。 奥行750が基本寸法。

  • 材質は適切ですか?

    特に酸類の使用で大量消費する場合には、専用タイプを選択します。

  • 環境保全対策は?

    有害物質を排気する場合、基準以下で排出できるように排ガス処理装置の設置が必要。また、排水処理の必要があります。

  • 省エネルギーを考えていますか?

    風量コントローラ付ヒュームフード(VAV型)が適しています。

  • 防火対策は適切ですか?

    設置地域、条件により、不燃仕様の必要があります。

▼ 基本分類

■ 標準

■ 低風量

  • GF2
    低風量型
  • LDN
    低風量型

■ 風量可変

  • LDX
    風量コントローラ型
  • LDY
    スライドサッシ付
    風量コントローラ型
  • LDXA
    給排気風量
    コントローラ型

■ 形状分類

  • LDS-J
    低天井型
  • LDT
    低床型
  • LDW
    ウォークイン フード型
  • LDD
    両面型
  • LDG
    合成型
  • LDS-A
    エアカーテン型

■ 形状分類(卓上)

  • LDS-T
    卓上型
  • FHJ
    大型卓上フード型
  • FHJ2-N/FHJ3-N
    アルミ卓上フード型
    (引き違い扉)
  • FHJ5-N/FHJ6-N
    アルミ卓上フード型
    (上下開閉扉)
  • FHJ7-N/FHJ8-N
    アルミ卓上フード型
    (上下開閉2枚連動扉)

■ 用途分類

  • LDB
    ダブルトレイ方式 排ガス処理装置型
  • LDC1
    排ガス処理装置多段充墳方式型
  • LDC2
    簡易排ガス処理型
  • LDF
    吸着装置型
  • LDP
    過塩素酸型(内装耐熱塩ビ)

 

  • LDE
    防爆型
  • LDL
    低レベルRI型(内装SUS)
  • LDM
    中レベルRI型
  • FHV
    塩化ビニール型

 

  • CYV
    塩化ビニール型(エッチング用)
  • CYF
    クリーン型
  • CYG
    クリーン型
  • LDH
    HEPA型

■ 簡易

  • MV
    簡易型
  • MF
    簡易卓上型
  • CRUMA
    ダクトレスフード

■ 局所

▼ 実験内容による分類と適合機種

実験内容 一般 低風量 有機系 酸系 風量可変 装置組込 卓上 ガス処理 RI 防爆 洗浄度 粉体
型式 (推奨) GF1LDSLDDLDS-J GF2LDN LDL LDPFHVCYV LDXLDYLDXA LDTLDWLDG LDS-TFHJ LDBLDC1LDC2LDF LDLLDM LDE CYFCYG LDH