分離能を維持したまま、より高速なポリマー分析を実現

ACQUITY アドバンスドポリマークロマトグラフィー（APC）システム（ACQUITY APC）の特徴

ポリマー情報を従来の GPC よりもより多く、より速く取得

従来の GPC/SEC テクノロジーと比較して 5 ～ 20 倍の速さで、正確かつ再現性のあるポリマーおよびオリゴマーの分子量情報が得られます。これにより、ラボの運用効率が向上しながら、より迅速なイノベーションが可能になります。
また、溶媒使用量と廃液量を大幅に減らすことができるため、1 サンプルあたりの分析コストの大幅な削減につながります。

高分離能により、高機能性ポリマーの特性解析を改善

従来の GPC では低分子量ポリマーに対する分離能は必ずしも充分なものとは言えませんでした。特に多分散性に関しては限られた情報しか得られていないというのが実情です。
また、ポリマー中に存在する低分子量オリゴマーの情報を得ることは、合成過程や、プロセスの最適化、製品形成、および市場におけるそれら製品の多様なアプリケーションを知るためにも重要となります。
ACQUITY APC システムは、低分子量オリゴマーについてこれまでにない分離能を実現する高強度ハイブリッドポリマーカラムの利点を最大化するよう設計されています。
その結果、高機能ポリマーに関してさらに詳細な情報を得ることが可能になりました。

1 台のシステムで異なる移動相溶媒をスムーズに使い分け

ACQUITY APC システムでは移動相溶媒の種類を問わず、さまざまな分析条件を使用することができます。そのため、1 台のシステムで標準的なポリマークロマトグラフィー、グラジエントポリマー溶出クロマトグラフィー (GPEC)、および逆相 LC を行い、最も複雑なポリマー混合物や添加剤を分析する柔軟性を手に入れることができます。
オプションの溶媒選択バルブを追加すると最大 6 種類の溶媒の自動選択が可能になります。
カラムセットの自動切り替え機能と、ACQUITY APC カラムの硬質で、各種移動相溶媒への適合性に富む充塡剤と組み合わせることで、従来は数日かかっていた分析時間を数時間に短縮することができます。

カタログ

ACQUITY APC システム カタログ（PDF）