文字サイズ

製品情報

製品詳細

LUH300型(300W)  発振機(本体) と コンバータ φ12mm標準ホーン付属

原理

乳化のイメージ

ミクロキスティスの単体化に(用途例)

コンバータ(左:LUH300、右:LUH150)

消音箱とラボジャッキ(LUH300接続例)

アームジャッキ接続例(LUH150)

ラボジャッキ

製品概要

細胞破砕、乳化、分散、混合、脱泡向けに

超音波ホモジナイザー(LUH300)の特徴

原理

液中で毎秒2万回の速さ(20kHz)で振動します。
超音波振動が液中にキャビテーション(空洞化現象)と呼ばれる気泡を発生させます。この気泡が崩壊する際、周囲の粒子に衝撃を与えることで破砕や解砕を行います。 機械的なホモジナイザーと比較して、発生するコンタミネーションが少なく、磨耗部品も少ないため装置メンテナンスの手間も軽減されます。

乳化のイメージ

水に油を入れてもそのままだと混ざらないサンプルでも超音波を照射すると短時間で混ざり乳化します。


用途

キーワード
乳化/分散/解砕/破砕/均質/反応促進/抽出/脱泡/洗浄/濾過

色々な用途があります。
・カーボンナノチューブ(CNT)の分散による材料開発
・DNAを抽出するため細胞やバクテリアなどの組織破砕に
・インク等顔料の粒子を分散することでの発色や定着評価に

ミクロキスティスの単体化に(用途例)

藍藻の種類で富栄養化した湖沼など夏に異常増殖したりします。通常群体になっていますが、超音波を照射する事で群体から単体化(バラバラに)にする事が出来ます。細胞数の計算に有効です。

LUH300(300W 中型タイプ)

●ラボ用の中型超音波ホモジナイザーです。
●主に試験管、遠沈管、ビーカーで使用します。
●振動センサによる振幅ダイレクト制御モードを装備。
●φ12、φ20mm標準ホーンの他、別売の各種マイクロチップや エクステンダーなどに対応します。(φ12mmホーン標準付属)
●広範囲な出力可変によりサンプルに適した分散や破砕条件を提供いたします。

(左:LUH300、右:LUH150)

充実したオプション

騒音を遮蔽する消音箱(特に300は推奨)やコンバータの昇降に使えるアームジャッキをご用意しています。
LUH150/300のオプションはこちら(PDF)

主な仕様

仕様


商品コード 231506
型式 LUH300
発振制御モード 定出力可変出力制御
性能 最大出力 300W
性能 発振周波数 20kHz ±1kHz
性能 使用周囲温度範囲 5~45℃
機能 オートチューニング運転
機能 定電力モード
機能 定振幅モード
機能 振動センサーモード
機能 タイマー運転 ◯ 1秒~120分
機能 インターバル運転 ◯ ON/OFF 各1.0~60.0秒
標準付属ホーン・チップ φ12mm 標準ホーン チタン合金
コンバータ外形寸法 φ74×長さ170mm(チップ含まず)
コンバータ重さ 1.1kg
付属品 電源ケーブル(AC100V用)、ホーン・チップ交換工具 付属ホーン・チップ
外寸法(幅×奥行×高さ) 142×360×303mm
備考(寸法) 発振機(本体)のみ
電源容量 AC100V 5A
重さ 7.2kg
備考(重さ) 発振機(本体)のみ
価格(税抜) 750,000円

備考
※タイマー運転、インターバル運転の発振時間は安定のため最低3秒以上を推奨します。


FAQ

Q デモ機はありますか。
A

ありますが、輸送等に条件がございます。
お申込み窓口は弊社営業拠点となりますので、最寄りの弊社営業拠点または販売代理店を通じてご確認をお願い致します。
オプションのデモ機に関しましても、別途ご確認下さい。

ページの上へ戻る
Q どの程度の粒子濃度まで対応可能ですか。
A

分散媒に対し粒子の濃度は、重量比で10%以下が許容となります。
それ以上ですとチューニングが取れなくなる可能性があります。

ページの上へ戻る
Q 最大振幅は何μmですか。
A

処理対象物の粘度比重液量等の抵抗値により異なります。
当社内のデータでは液体に触れない状態(大気中)で40μmから最大60μmあたりとなります。
尚、大気中での発振は故障の原因となりますので、お客様では絶対に行わないでください。

ページの上へ戻る
Q LUH150とLUH300の選定基準は。
A

処理量で選定いたします。
処理対象物が25ml以下であればLUH150を、25ml以上であればLUH300を選定してください。

ページの上へ戻る
Q Err3(チューニングエラー)が出ました。
A

チップの締め込み不足・極端に高い温度(60度以上)になっている・チップの寿命による劣化や破損が要因です。
それぞれの要因に当てはまっている場合、その不具合を解消してください。
尚チップの締め込み不足がない場合でも、一旦チップを取り外して取付~締め込み直したところErr3が解除できた事例もあります。

ページの上へ戻る
Q DNA核酸の断片化は可能ですか。
A

可能です。
使用するDNA溶液にタンパク質が混入している場合は、タンパク質にも断片化いたします。
DNAの長さはホモジナイザーの設定や処理時間では制御出来ず長さも揃いませんので、状態をシーケンサ等で測定して長さを確認しながら適宜断片化して下さい。

ページの上へ戻る
Q 高周波利用設備申請は必要ですか。
A

必要ありません。
本装置は総務省の型式指定品です。
指定番号は 第AK-07006号です。
型式指定表示は装置背面にシール貼付されています。

ページの上へ戻る
Q オプションのアームジャッキ JK200が取扱説明書の図通りに組みあがりません。
A

アームジャッキ JK200の取り付け方が上下逆さになっている可能性があります。
アームの固定金具にスプリングが内蔵されているため、分解・静置状態でくの字に曲がっていますが、支柱に取り付ける際にスプリングのテンションが掛かった状態にする必要があります。
取扱説明書のA矢視図の通り固定金具にマーキングされている矢印が上を向くように支柱に装着してください。

ページの上へ戻る