PAT（プロセス分析技術）のためのRT-MALS（リアルタイム多角度光散乱）用検出器

多角度光散乱検出器（ultraDAWN）の特徴

ナノ粒子、バイオ医薬品、ポリマーの製造工程をリアルタイムでモニタリング

ultraDAWNを使用したRT-MALSを行うことで、CQA（重要品質特性）をインラインまたはオンラインで直接モニタリングすることが可能となります。これにより、製品およびプロセスの品質に対する迅速なフィードバックが実現します。



分子量、粒子半径、カプシド含有量、粒子濃度を定量化し、値が規定範囲に達した場合や逸脱した場合にプロセスコントローラに信号を送信することができます。

プロセス開発を加速

RT-MALSにより開発フローの効率化が実現します。また、オフライン分析ラボへのサンプル送付が不要となり、待ち時間を最小化することができます。
RT-MALSは、製造スケールや拠点を問わず、プロセスの柔軟性を高める強力なツールです。

スケールアップを効果化

RT-MALSはリアルタイムのフィードバックを提供し、CQAに対するメソッドを微調整すると同時に、オフラインで分析される労力とサンプル数を削減します。そのため、スケールアップを大幅に加速することができます。
複雑なアットラインPATデバイスとは異なり、ultraDAWNは、スケールアップの完了時にプロセスフローにそのまま残して、最終プロセスを継続的または定期的にモニターできます。

製品品質を確実に維持

RT-MALSは、連続生産の各段階にも活用できる、シンプルかつ堅牢な技術です。
初期段階では、技術者が製品特性を目視でモニタリングし、必要に応じてプロセスに介入することが可能です。
RT-MALSの性能と信頼性に対する確信が高まるにつれ、エンジニアはRT-MALS解析ソフトウェアOBSERVERの設定可能なトリガー機能を活用して、完全自動のプロセス制御を導入することもできます。
いずれの場合においても、すべてのデータは生産後に確認でき、プロセス中に逸脱があったかどうかを検証することが可能です。

カタログ

多角度光散乱検出器 ultraDAWN カタログ（PDF）