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製品情報

製品詳細

超高性能科学用CMOSカメラ

CB1 UV

型式:CB1 UV

  • 超高性能科学用CMOSカメラ(CB1 UV)

製品概要

紫外~可視域の要求の厳しいイメージング用途向け

超高性能科学用CMOSカメラ(CB1 UV)の特徴

製品概要

CB1 UVは、紫外~可視域(200~1000 nm)の産業用グレードの紫外線最適化科学カメラであり、高速CMOSイメージングに新たな可能性をもたらします。

特長

  • グローバルシャッター構造のシリコンベースCMOSモノクロセンサーを搭載。
  • 長距離ケーブルに対応する2つの高スループットインターフェースが搭載されています。
    10ギガビットイーサネット(10 GigE)とCoaXPressです。10ギガビットイーサネット(10 GigE)は、GigE Visionプロトコルとイーサネットケーブルを使用したデータ転送を可能にします。CoaXPressはリアルタイム処理に最適化されています。2つの同期コネクタにより、周辺機器の制御が可能です。
  • ソニーのPregius™センサーの高度なサーマル化を提供する唯一のカメラで、これにより最適なノイズ性能とセンサーの安定した位置が保証されます。内蔵ファンにより、0℃までの空冷による安定化が実現します。冷却プレートを併用することで、温度差をさらに広げることができます。
  • CSマウントのネイティブインターフェースを備えており、Cマウントアダプターが付属しています。
  • ビット深度または速度のいずれかを最適化するために、8ビットと12ビットの両方のモードが利用可能です。

使用例

  • ライフサイエンス/昆虫学:人間とは異なり、チョウは紫外線(UV)を知覚することができ、その能力は行動や生態に大きな影響を与えます。チョウの翅に見られる紫外線反射パターンを撮影することで、チョウのコミュニケーション、配偶者の選択、環境への適応など、その生活のさまざまな側面を明らかにすることができます。さらに、紫外線反射は環境条件によって左右されるため、チョウとその生息環境との関係性を浮き彫りにします。これらの微妙な違いを探ることで、チョウの生物学に対する理解を深めるだけでなく、良好な生息地の特定や生態系の健全性の評価を通じて、保全活動にも貢献できます。紫外線イメージングは、チョウの生態や進化の謎を解き明かす強力なツールであり、科学研究や自然保護の取り組みを支える手段となります。
  • ガス検知:UVイメージングは、産業からの有害排出物の監視にも応用できます。たとえば、二酸化硫黄(SO₂)は酸性雨の原因となる有毒ガスで、可視光では透明ですが、UV-B領域の紫外線を吸収する性質があります。そのため、太陽光照射下でのUVイメージングを用いることで、SO₂の検出が可能となります。



モンシロチョウの画像

左:可視光反射(カラーカメラ)、中央:可視光反射(Andor CB1 UV)、右:紫外線反射(Andor CB1 UV)





ガス排出の画像

左:可視光領域での撮影、右:305〜315 nmの紫外領域での撮影(CB1 UV使用)

CB1 UV仕様

モデルCB1 UV
センサータイプ裏面照射型スタックCMOS
ピクセル数
(W x H)
2848 x 2848
センサーサイズ
(W x H)
2856 × 2912|16.6 × 14.0mm
ピクセルピッチ2.74µm
センサー対角線長11.2mm
最大QE効率>70%
画像 フルウェル容量
(0 dB)
9.2ke-
読み出しノイズ
(24 dB、50μs時)
1.31e- (MED)
1.40e- (RMS)
最大フルフレーム速度
(CoaXPress Camera)
170 fps (8 bit)
121 fps (12 bit)
62 fps (16 bits (HDR))
最大フルフレーム速度
(GigE VISION Camera)
141 fps (8 bit)
72 fps (12 bit) | 96 fps (12 bit packed)
60 fps (16 bits (HDR))


主な仕様

仕様


型式 CB1 UV
電源容量
価格(税抜) -