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製品情報

製品詳細

DAQ (データアクイジション) |HIOKI

LR8101

型式:LR8101

DAQ (データアクイジション) |HIOKI(LR8101)

製品概要

システム組み込み向け モジュール拡張型データロガー

DAQ (データアクイジション) |HIOKI(LR8101)の特徴

製品概要

● 計測システムに合わせて、柔軟に計測モジュールを拡張できる
● データロガー(本体)1台につき、最大10台の計測モジュールを接続できる
● 【LR8102】本体間サンプリング同期によるチャネル拡張に対応。リアルタイム高速データ転送に対応

計測システムに選ばれるデータロガーであるために

効率的なエネルギー利用、eモビリティーの技術進歩の中で、計測システムも多くのことを求められます。

HIOKIのデータロガーは、高電圧システムの安全性確保、膨大な数の計測チャネルへの対応、上位システムとのデータ連携など、計測システムにとっての課題をアドバンテージに変えるソリューションを提供します。

モジュール型データロガーシステム:多機能性と高精度の融合

この画期的なデータロガーシステムは、マルチチャネル対応や高電圧対応を実現しつつ、パワーアナライザクラスの高精度を維持します。組み込みアプリケーションに最適で、省エネ製品の評価に欠かせない存在です。
このシステムは、高精度の電力と温度測定を統合し、温度、電力消費、電力変換効率に関する包括的なデータを提供します。

主要な特長
・高精度:高電圧、高電流、高電力測定において、パワーアナライザクラスの精度を誇る
・拡張性と多機能性:電圧と温度は最大3000チャネル、電力測定は120チャネルまで対応
・高速性:データ更新間隔は、わずか5 ms
・高精度電流センサー: 最大2000 Aまでの電流測定ができる

PVインバーターの検査システムを高精度かつコンパクトに実現【PVインバーター生産ライン向け】

PVインバーターの中でもストリングインバーターは、エネルギーの効率的な運用のため、高電圧化と入力系統の増加が進んでいます。その生産ラインでは、高電圧への対応、測定点の増加に応じた拡張性、検査設備の省スペース化が求められます。これらの要求を満たすため、電力計測モジュール M7103が開発されました。

PVインバーター生産ラインに最適なモジュールタイプの電力計

モジュール電力計測モジュール M7103
対地間最大定格電圧zDC 1000 V, AC 1000 V (CAT III)DC 1500 V, AC 1000 V (CAT II)
計測レンジ 電圧: 6 V ~ 1500 V (8レンジ)
電流: 40 mA ~ 2000 A (6 レンジ,センサーによる)
チャネル数3ch/台
サンプリング速度最速 5 ms
さらに詳しくM7103はこちら


PVインバーター生産ライン向け
構成例、導入メリット、選定ガイドなどを詳しく説明しています。

高電圧バッテリーパックの各セル電圧と総電圧を安全に計測できる【バッテリー充放電試験】

バッテリーパックは、直列に接続された多数のバッテリーセルにより構成されています。セルの特性のばらつきがバッテリーパック全体の性能低下を招くため、セル単位で電圧や温度の挙動を把握することは、極めて重要です。
さらに充放電試験においては、総電圧と総電流を各セルの電圧や温度と同期して計測し、バッテリーパック全体の特性を包括的に評価することが求められます。

一方、電気自動車に搭載するバッテリーの高電圧化が進んでいます。バッテリーの電圧は400 Vから800 Vへ実用が進んでおり、このような高電圧バッテリーパックの充放電試験でバッテリーセルの電圧や温度を安全に測定するためには、計測器の対地間電圧とモジュール間電圧が重要になります。

バッテリーパックのスタックセル電圧測定、セル生産ラインでの充放電試験に最適なモジュール


モジュール電圧・温度モジュール M7100電圧・温度モジュール M7102
バッテリーパック600 V~1500 V向け600 V以下向け
対地間最大定格電圧DC 1500 V, AC 1000 V (CAT II)DC 600 V, AC 600 V (CAT II)
モジュール間最大定格電圧DC 1500 V, AC 1000 VDC 600 V, AC 600 V
最大チャネル数15ch/台30ch/台
サンプリング速度最速 5 ms最速 10 ms
さらに詳しく
M7100はこちら
M7102はこちら


バッテリー充放電試験向けソリューション
構成例、導入メリット、選定ガイドなどを詳しく説明しています。

LR8101 (基本機能モデル) とLR8102 (高機能モデル) の違い

共通の機能
・計測モジュールを最大10台接続
・SDカード、USBメモリーにデータ保存
・通信コマンドで制御、データ転送

LR8102 (高機能モデル) の機能
・UDPによるデータ出力
最速5 ms間隔で1サンプリングずつリアルタイムに測定データを出力します。
HILSのようなリアルタイム処理が求められる場合に利用できます。

・複数本体を同期して測定
オプションの光接続ケーブル L6101 (1 m)または光接続ケーブル L6102 (10 m) で同期測定ができます。
サンプリング同期したすべての本体の測定データは、プライマリー器のLAN2から出力できます。

・CANによるデータ出力
CAN (Controller Area Network) で測定値を出力できます。
バッテリーマネジメントシステム (BMS) のような車載デバイスの情報とのデータ統合に利用できます。

主な仕様

仕様


型式 LR8101
接続可能モジュール [オプション] > [計測モジュール] を参照
最大モジュール接続台数 10台
最大同期可能台数 本体と同期不可
電源 ACアダプタ : ACアダプター Z1016 (DC 12 V ±10%で駆動) 外部電源 : DC 10 V ~ 30 V AC電源モジュール M1100 : 電力計測モジュール M7103 使用時に必ず必要
使用温湿度範囲 −10℃~50℃, 80% RH以下 (結露しないこと)
LANポート数 1
通信インターフェイス 【LAN1 機能】 Logger Utilityによるデータ収集、記録条件設定 Logger UtilityによるIPアドレスの初期設定 通信コマンドによる設定、記録制御 FTPサーバーによるデータ手動取得 FTPデータ自動送信 (FTPクライアント) HTTPサーバー機能 XCP on Ethernet (TCP) NTPクライアント機能
外部メディア USBメモリー, 動作保証: Z4006 (16 GB) SDメモリーカード/SDHCメモリーカード対応, 動作保証: Z4001 (2 GB), Z4003 (8 GB)
外部制御端子 パルス/ロジック入力 (1), 外部サンプリング入力 (1), 外部入出力 (4), 警報出力 (4), GND端子 (5)
付属品 使用上の注意 ×1, スタートアップガイド ×1, DVD ×1 (スタートアップガイド, 取扱説明書 詳細編, ロガーユーティリティ, ロガーユーティリティ取扱説明書, CANエディタ, CANエディタ取扱説明書, 通信コマンド取扱説明書) ※本体にはACアダプタが付属しません。別売(オプション)のACアダプタ Z1016, 電源ケープル L1012, AC電源モジュール M1100のいずれかをご選定ください。 なお、M7103 を組み合わせる場合は、AC電源モジュール M1100が必要です。
価格(税抜) 240,000円~

備考
LR8101, LR8102 のみでは使用できません。別売の計測モジュールと組み合わせる必要があります。 また、本体にはACアダプタが付属しません。別売(オプション)のACアダプタ Z1016, 電源ケープル L1012, AC電源モジュール M1100のいずれかをご選定ください。なお、M7103 を組み合わせる場合は、AC電源モジュール M1100が必要です。記録には純正のSDメモリカード Z4001 (2 GB), SDメモリカード Z4003 (8 GB), USBメモリ Z4006 (16 GB)