製品情報
型式:ファブリペローオープン共振器
簡単設定で材料電気特性を高精度に自動分析! ポリマー・フィルム・プラスチック・ガラス・放熱/冷却材(個体・液体)・塗料・絶縁粉末のミリ波帯(10GHz~170GHz)に対応した複素誘電率測定器 ADAS(自動運転)レーダーや人体のバイタルセンシング、5G/6G通信など需要が急拡大するミリ波帯誘電材料の評価に最適!
近年、ADAS(自動運転)レーダーや人体のバイタルセンシング、5G/6G通信などで「ミリ波」と呼ばれる非常に波長の短い電波を利用したアプリケーションの需要が急速に増加しています。これらのミリ波需要増加に伴い、今まであまり注目されていなかった化学材料の電気的特性評価の必要性が叫ばれる様になりました。
ミリ波は波長が短い分、信号としての分解能が高くなり、大容量のデータ通信や小さな物体の識別など様々な分野での利用が期待されている一方、絶縁材料の誘電率変化に敏感なため、材料開発時点での誘電率測定を行うことが重要とされています。
EMArges(エマージェス)社はポーランドのワルシャワに所在するミリ波帯材料特性評価装置のメーカーです。同社の装置を用いる事で、低損失誘電材料のフィルム、ガラス、基板材料、絶縁材料、液体材料等様々な材料の「複素誘電率」を高精度かつ高効良く測定することが可能で、10GHz~170GHzの周波数範囲をカバーし、主要なミリ波アプリケーションに対応しています。
●低損失材料に対応: 誘電正接(tanδ)5×10-6までの低損失材料に対応。
●専用ソフトウェアによる自動計測機能: FPORとVNAの同時自動制御とデータ取得が可能。
●高周波数分解能&高精度測定: 1.5GHzステップで比誘電率と誘電正接を測定可能。高速測定と防風フードにより高安定測定を実現。
ファブリペロー型オープン共振器( FPOR ) を⽤いたミリ波帯⽤ 誘電率測定です。。
ベクトルネットワークアナライザと共振器のQファクタを利⽤し、従来の⾃由間法では 測定が困難だった低損失材の複素誘電率を高精度に測定する事が可能です。
ベクトルネットワークアナライザの詳細はコチラ!
●フィルム⽤ファブリペローオープン共振器
・周波数15〜130GHz ・Dk = 1〜15・Df >10-6
フィルム材料以外に、液体状の材料や粉体の状での複素誘電率測定が可能です。
ファブリペローオープン共振器や狭帯域共振器とベクトルネットワークアナライザを用います。
●液体測⽤ファブリペローオープン共振器
・周波数15〜50GHz ・Dk = 1〜15・Df >10-4
●液体・粉体用誘電体共振器
・周波数:1~5GHz ・Dk = 1~100・Df > 10-4
●液体・粉体用キャビティ共振器
・周波数:10~24GHz・Dk = 1~20・Df >10-4
高周波基板の金属面の導電率を非接触で測定が可能なシステムです。
導電率測定用ファブリペローオープン共振器とベクトルネットワークアナライザを用います。
· 周波数範囲:14~50 GHz
· 導電率:5×104~6×107[S/m](精度< 5%)
· サンプル厚み︓表⽪深さの5倍以上(銅の場合数μm)
· サンプル直径:150 mm~195 mm
主な仕様
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