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ライフサイエンスの蛍光観察に最適な検出器
カメラ電子増倍CCD(EMCCD)は、いかなる読出し速度であっても読出しノイズレベルを抑えながら微弱な信号事象をある信号レベルまで増倍すること(EMゲイン)により作動するため、単光子の感知が可能となります。高QE‐低ノイズを追求する最近の技術革新の流れの中で、低ノイズsCMOS技術が広範囲な科学用途に採用されていますが、超微弱光という条件において必要な本来の感度はEMCCDのみが提供可能です。
iXonシリーズEMCCDカメラは、超微弱光の克服を課題とするアプリケーションにとっては重要な利点となります。
iXonシリーズは高速共焦点顕微鏡システムDragonflyシリーズやベンチトップ共焦点顕微鏡BC43シリーズに搭載可能で、回折限界を超えた約140nmまでの超解像撮影「SRRF-Stream+」を実現します。
サンプル:ウシ肺動脈内皮細胞 左図:一般的な共焦点 右図:超解像
モデル | iXon Ultra 888 | iXon Ultra 897 | iXon Life 888 | iXon Life 897 |
従来型CCD読出モード | 〇 | × | ||
組込み型シャッタ | 〇 | × | ||
Min.TE冷却温度 | -100℃ | -80℃ | ||
単光子計数モード | 〇 | × | ||
EMCCDモード読出し速度 | 30 , 20 , 10 & 1 | 17 , 10, 5 & 1 | 30 & 10 | 17 & 10 |
ピクセル数 | 1024 x 1024 | 512 x 512 | 1024 x 1024 | 512 x 512 |
センサ対角 | 18.8mm | 11.6mm | 18.8mm | 11.6mm |
ピクセルサイズ | 13μm | 16μm | 13μm | 16μm |
フレームレート | 26fps(128 x 128クロップモードでは670fps) | 56fps(128 x 128クロップモードでは595fps) | 26fps(128 x 128クロップモードでは670fps) | 56fps(128 x 128クロップモードでは595fps) |
ピクセルウェル容量 | 80,000e- | 180,000e- | 80,000e- | 180,000e- |