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製品情報

製品詳細

EMCCDカメラ

iXonシリーズ

型式:iXonシリーズ

  • EMCCDカメラ(iXonシリーズ)

製品概要

ライフサイエンスの蛍光観察に最適な検出器

EMCCDカメラ(iXonシリーズ)の特徴

製品概要

カメラ電子増倍CCD(EMCCD)は、いかなる読出し速度であっても読出しノイズレベルを抑えながら微弱な信号事象をある信号レベルまで増倍すること(EMゲイン)により作動するため、単光子の感知が可能となります。高QE‐低ノイズを追求する最近の技術革新の流れの中で、低ノイズsCMOS技術が広範囲な科学用途に採用されていますが、超微弱光という条件において必要な本来の感度はEMCCDのみが提供可能です。
iXonシリーズEMCCDカメラは、超微弱光の克服を課題とするアプリケーションにとっては重要な利点となります。

特長

  • iXon Ultraシリーズ:EMCCD技術の粋を集積
    市場をリードするEMCCDカメラであるiXon Ultraシリーズは、微弱光という厳しい条件のアプリケーションに対して優れた性能を発揮する万能型ソリューションとして評価されています。iXon Ultraシリーズは、市場最高レベルのTE冷却温度、EMCCDおよび通常CCDの2種類の読出モードを有する等の優れた機能を備え、物理科学および生命科学分野のアプリケーション対応機として他に類を見ない柔軟性と機能性を提供します。
  • iXon Lifeシリーズ:低価格で高性能を実現
    iXon Lifeシリーズは、蛍光顕微鏡検査用に特化したモデルであり、コストパフォーマンスを見事に改善した単光子検出感度が備わるよう設計されています。光毒症および光退色を最小化させるという点で単分子および生細胞の顕微鏡検査用としての理想形を追求する一方で、これまでの高性能EMCCDカメラの概念を覆す価格を実現します。
  • 超解像度、単一分子、イオン撮像、共焦点、量子、天文学、発光など、様々なアプリケーションに適用可能です。

超解像撮影:SRRF-Stream+に対応

iXonシリーズは高速共焦点顕微鏡システムDragonflyシリーズやベンチトップ共焦点顕微鏡BC43シリーズに搭載可能で、回折限界を超えた約140nmまでの超解像撮影「SRRF-Stream+」を実現します。



サンプル:ウシ肺動脈内皮細胞 左図:一般的な共焦点 右図:超解像

写真提供者:堤 元佐(自然科学研究機構 生命創成探究センター)


iXonシリーズ一覧

モデルiXon Ultra 888iXon Ultra 897iXon Life 888iXon Life 897
従来型CCD読出モード×
組込み型シャッタ×
Min.TE冷却温度-100℃-80℃
単光子計数モード×
EMCCDモード読出し速度30 , 20 , 10 & 117 , 10, 5 & 130 & 1017 & 10
ピクセル数1024 x 1024512 x 5121024 x 1024512 x 512
センサ対角18.8mm11.6mm18.8mm11.6mm
ピクセルサイズ13μm16μm13μm16μm
フレームレート26fps
(128 x 128クロップモードでは670fps)
56fps
(128 x 128クロップモードでは595fps)
26fps
(128 x 128クロップモードでは670fps)
56fps
(128 x 128クロップモードでは595fps)
ピクセルウェル容量80,000e-180,000e-80,000e-180,000e-