製品情報
商品コード:24-1290-100
型式:Orion™
Whole-slide high-resolution imaging system
従来の多重染色技術の課題を解消した、革新的な空間プロテオミクスプラットフォーム
Orion™ は、空間生物学の研究を加速する次世代型イメージングシステムです。従来のイメージング手法では、複雑なパネル設計や複数回の測定が必要で、データ取得に時間がかかっていました。しかし、Orion Spatial Imager はこれらの課題を解決し、1回のスキャンで最大17種類のバイオマーカーを同時に解析可能です。
これにより、細胞相互作用やタンパク質発現パターンを詳細に把握し、疾患メカニズムの理解や治療戦略の開発を大幅に向上させます。Orion™ の革新的な技術は、空間トランスクリプトームに続き、空間プロテオミクスの理解を加速し、研究のスピードと成果を大きく引き上げます。

1回の染色で完結 — 脱色や再染色不要で17マーカー以上を同時検出可能。バッチ処理に適しており、染色サンプルは6か月間安定。
スライド1枚をワンスキャン — 標準的なスライドガラスに対応、特別なガスケットは不要。同一セクションでH&E染色と蛍光画像の整合も可能。
10倍速で取得 — 従来の多重染色技術より高速かつ高プレックスで、コホート研究にも対応。
OME-TIFF形式出力により定量解析や他システムとの互換性も確保。
高いデータ取得効率 — 20チャンネル同時スキャンにより、より多くの時間を解析に活用可能。
柔軟なパネル構成 — 既製のパネル使用またはカスタム設計が可能で、数百種類のバイオマーカーに対応。
臨床および研究に最適 — 1日で複数スライドを処理でき、大規模研究や臨床応用にも対応。
NEW!Orion™ 免疫プロファイリングパネル

この免疫プロファイリングパネルは、研究チームに「深さ」と「柔軟性」の両方を提供します。
免疫表現型および免疫機能をカバーする40種類のコアバイオマーカーにより、空間的な洞察を即座に得ることができます。
さらに、3回のイメージングラウンドで最大50種類のバイオマーカーに拡張でき、研究ニーズに合わせて調整が可能です。
特徴
40種類のコアバイオマーカー:免疫表現型および免疫機能を網羅
柔軟な設計:3ラウンドで最大50プレックスまで(最大10種類の追加バイオマーカーを拡張可能)
即日使用可能:複雑な検証やプロトコル開発は不要
あらゆるプロジェクトに適応:研究目的に応じてパネルを最適化可能
イノベーションのための設計:ワークフローを簡素化し、新たな発見を促進
パネル例
Immune Phenotype(免疫表現型)
CD69、GATA3、GrzB、HLA-ABC、HLA-DR、Ki-67、MPO、PD-1、TBX21、TIM-3
Immune Function / Indication(免疫機能・応用)
B2M、CD68、CD3e、CD79a、CD4、CD123、CD8、CD138、CD11b、CD141、CD11c、CD163、CD14、CD206、CD20、DC-LAMP、FOXP3、CD45、IBA1、CD56、NKp46
追加オプション
最大10種類のバリデート済みバイオマーカーを追加し、研究ニーズに合わせてパネルをカスタマイズ可能。
他にも検証済みのパネルを各種用意しており、カスタムも容易です。
www.rarecyte.com









1回のスキャンでスライド全体の多重染色イメージングを行うことは、バイオマーカーの発現、細胞の分類、細胞内局在の空間解析で必要な情報を得ることができます。病理学、免疫オンコロジー、感染症、その他多くの疾患領域における研究の進展に貢献しており、世界中のさまざまな研究および臨床応用で引き続き活用されています。
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