製品情報
地球にやさしいテクノロジーを育むために... 高度な実験環境を提供します
マイコンPIDによる変動の少ない温度制御で、温度調整精度が大幅に向上しました。しかも、電子式能力制御弁で冷媒流量を多段階に調整する冷凍能力制御を採用。マイコンが設置値・器内温(湿)度・器内熱負荷を判断して、温度制御をおこない、なおかつ効率的な運転を可能にします。
また、冷媒流量の調節によって、エバポレーター(蒸発器)温度を下げ過ぎないようにするため除湿量が調整され、器内湿度の変動も小さくなりました。
照明は左・右・前面の3扉に40W×15本の蛍光灯を搭載し、0〜20,000lx(光量子束0〜150μmolm-²s-¹)以上の照度範囲で光量を6段階に自動調整します。最大12ステップのプログラム運転が可能です。
PID制御の超音波加湿器を搭載し、60%〜90%RH(蛍光灯OFF)の範囲内で湿度調整が可能です。しかも、器内下部に設置したL字型パイプの給湿口で、器内を加湿します。乾燥や高温多湿を嫌う植物の育種、培養ビンから出した植物体の順化・育成など、それぞれに応じた湿度環境を再現します。
コントロールパネルにはポップアップメニューを備えたグラフィカルな液晶パネルを採用し、これまでよりも更に見易く、操作が可能になりました。
照明付の3扉すべてが開閉できるため、蛍光灯のメンテナンスが簡単におこなえます。外光の影響が受けにくい構造体になっています。
また、内形寸法は幅520mm×奥行490mmで、ほとんどのシェーカー・ローテーター・スターラが利用できます。本体上部左側には、便利なコンセント・測定孔を装備しています。
注)高温多湿下も想定し、器内にはコンセントを設けていません。