製品情報
型式:PBW-103HP
双方向動作・回生技術を備えて1.5U(5kW)の小型化を実現。
PBW-Hシリーズは、定電圧(CV)、定電流(CC)、定電力(CP)モードを備えた、出力電圧DC525V、出力電流±30A、電力5kWを基本とする薄型の回生双方向直流電源です。直流電源としての電力供給と電子負荷としての電力消費をシームレスに行うことができ、バッテリーの充放電や新エネルギー向けのパワーコンディショナーなどの評価に適しています。
電力消費時には、回生機能により、商用電源側に変換効率最高92%で電力を戻すことができます。
この機能により発熱が少なく空調電力にも寄与し、省エネ対策にも効果を発揮します。
最大20台の直、並列機能により、最大電圧1000V、最大電流±600A、最大電力100kWまで提供します。
PBWシリーズは525V/5kWのベースモデルを組み合わて、並列では20台(525V/600A/100kW)までのモデルを構築可能。
直列モデルは1000V/10kWのベースモデルを組み合わせて、同じく100kW(1000V/300A/100kW)までを構築することができます。
入出力動作範囲はワイドレンジのため、広い電圧範囲で定格電力出力が可能です。
PBWシリーズはSiC MOSFETを採用、回生負荷動作により、従来の電源+電子負荷装置より大幅な小型・軽量化を実現しました。
PBWシリーズは直流安定化電源の供給動作(ソース)と、直流電子負荷装置の放電動作(シンク)の領域を交互でも連続的にも動作させることが可能です。
PBWシリーズは5kWをワンユニットとし、直列は2台、並列は最大20台までのマスタースレーブ動作が可能。
定電圧制御(CVモード)と定電流制御(CCモード)の他に定電力制御(CPモード)を設定することができます。
それぞれの動作時に他のリミットは上限と下限が設定することができ、インピーダンスの急変に対する保護として利用することができます。
回生動作とは、シンク動作時に電力を熱にして消費せずに、インバータにより商用電力に電力回生する動作になります。
放電する電力を交流(商用電圧)に変換し、施設へ戻すことができ、変換効率による損失分しか熱が発生しません。
回出力および放電の電圧、電流、電力の立ち上がり速度を別々に変更することができます。
電圧/電流/電力の変化中の被評価機器の性能が確認できたり、急激な変化による損傷を回避することができます。
直列に任意の抵抗値を設定することが可能な内部抵抗可変機能を使用することで、抵抗による電力ロスを発生することなく、劣化したバッテリーの模擬や、長距離配線の模擬、簡易的な太陽電池パネルのストリングスを模擬することができます。
PBWシリーズの液晶表示は標準の水平(Horizontal)と、縦置きで使用した場合にも操作できるように垂直(Vertical)表示が設定することができます。
双方向直流電源は、大型のインバータやモーターなどの被試験機器が多いため、通信ラインの絶縁性能が高くノイズに強い、かつ長距離の通信が可能なLANは非常に相性が良いです。
また、PBWシリーズが車載充電器やバッテリーパックを模擬するHILSなどの統合的なエミュレーションでは、CANインタフェースを利用することができます。
型式 | PBW-103HP |
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定格容量 | ±5kW(力行・回生) |
入出力絶縁方式 | 高周波トランス絶縁方式 |
運転モード | 定電圧(CV)、定電流(CC)、定電力(CP) |
直並列可能台数 | 最大20台︓並列20台・直列2台 |
冷却方式 | 強制空冷 |
保護機能 | 過電圧・過電流・過電力/ 電圧保護上限・下限、電流保護上限・下限 |
外寸法(幅×奥行) | 430×670mm |
重さ | 36kg |
直流出⼒定格出⼒ | 10kW |
直流出⼒出⼒電圧 | 0~525V |
直流出⼒出⼒電流 | 0 〜± 60A |
交流⼊⼒⼊⼒電圧 | AC200V 3 相 3 線式 180 〜 220Vrms 45 〜 66Hz |
交流⼊⼒最⼤電流 | 38.2Arms |
Unit 数 | 2 (3U) |