特徴

1. 粒子径・ゼータ電位測定：希薄から濃厚溶液（～40%）まで幅広い濃度範囲の測定可能。これによりサンプルを希釈せず、あるがままに評価出来ます。
2. 分子量測定：静的光散乱法を用いて粒子濃度の測定が可能です。GPC法によるポリスチレン換算の相対分子量ではなく、絶対分子量を求めることが出来ます。
3. 分離能が向上した多角度測定：前方、側方、後方の3角度で散乱光を測定することで、より高い分解能で粒子径を測定することが出来ます。

4. 平板状サンプルのゼータ電位測定：新しくなった平板セルユニットにより、高塩濃度下(154mM NaCl)でも測定が出来るようになりました。また、ネジを使用しない組み立て構造になり取り扱いが容易になりました。

5. マイクロレオロジー測定：動的光散乱法の自己相関関数を解析することで、ポリマーやタンパク質などの柔らかい構造体の粘弾性を測定出来ます。

6. ゲル網目構造解析：動的光散乱法でゲル試料の散乱強度と拡散係数を複数点（最大100点）測定することで、ゲルの網目構造や不均一性の解析が可能です。
7. 標準フローセルで粒子径とゼータ電位を連続して測定が可能です。

粒子径測定活用例

製品の分散性の評価や品質管理を目的として、粒子径を評価することの重要性がますます増えてきています。ここにその一例を示します。
・無機物質：アルミナ、酸化チタン、シリカ、金ナノ粒子、CMPスラリー
・機能性材料：セルロースナノファイバー、カーボンナノチューブ、フラーレン、量子ドット、導電性高分子
・製薬・バイオ：リポソーム、ウシ血清アルブミン、点眼剤、エクソソーム、タンパク質、界面活性剤ミセル、カゼイン、IgG抗体、リゾチーム、シクロデキストリン
・エマルジョン：牛乳
・顔料：インク
・食品：缶コーヒー、スポーツ飲料、乳酸菌飲料

ゼータ電位活用例

品質安定のための粒子分散・凝集の制御、固形表面の吸着制御などにゼータ電位の評価が用いられます。ここにその一例を示します。
・無機物質：アルミナ、酸化チタン、ガラス表面、CMPスラリー
・機能性材料：セルロースナノファイバー
・半導体：シリコンウェハ表面
・ポリマー：プラスチック表面、コンタクトレンズ表面
・製薬・バイオ：タンパク質、ウシ血清アルブミン、卵白アルブミン、β-ラクトグロブリン、IgG抗体、シクロデキストリン、ゼラチン
・素材：繊維表面、着色試料、プリンタ用紙
・食品：スポーツ飲料

豊富なセルユニット

ELSZneoは目的に応じて様々なセルユニットを使用することが出来ます。