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製品情報

製品詳細

ダイアフラム式真空ポンプ

N820G

商品コード:255161

型式:N820G

溶媒回収装置 接続例

ダイアフラム式真空ポンプ(N820G)

Chemically resistant Diaphragm Vacuum Pumps

製品概要

小さなボディの新定番、真空制御ポンプ

ダイアフラム式真空ポンプ(N820G)の特徴

排気速度は自由自在! 静かでECOな減圧も可能

流量可変ボリュームの調節で、排気速度を自由に可変することができます(可変範囲:9~20L/min)。
必要最低限の速度で排気すれば、静かでECOな減圧が可能です。

持ち運びに便利なハンドル付き

片手で簡単に持ち運べるハンドルを本体上部に装備しています。
使用しないときは、本体に収納可能です。

動作が一目でわかるランプ(LED)搭載! 押す、回すだけのカンタン操作

操作する流量可変ボリュームの周囲には、インジケータランプを装備しています。
ランプの色は待機状態では緑色、運転中は青色に点灯します。
また、排気速度が遅いとランプが暗く、早いと明るく変化し、ポンプ動作が一目で確認できます。



対応する真空ホースが増えました

ホースニップルの形状を2段構造にすることにより、接続可能な真空ホースの内径サイズがφ6~9mmに広がりました。

ガスバラスト機構を標準装備

ポンプ内に発生した凝縮液をポンプ外に排出するガスバラスト機構を装備しています。
ダイアフラムの劣化や故障の低減に役立ちます。

安心できる素材採用のポンプヘッド

耐久性、耐熱性、耐薬品性に優れた変性PTFEをポンプヘッドに使用しました。

別売「真空コントローラ」との接続でインバータ制御による自動運転を実現

別売の真空コントローラ(VR102S)と接続することで、インバータ制御による任意の真空度を保った自動運転が可能となります。(エバポレータRE202シリーズ専用)
本体側面には信号ケーブル接続口を設けています。
 

対応する規格、使用可能なガスについて

本製品は、ヨーロッパ防爆規格(ATEX)に準拠しています。
使用可能な可燃性ガス、爆発性ガスにつきましては下記ページをご覧ください。
≫ ダイアフラム式真空ポンプN820G 防爆規格について

主な仕様

仕様


商品コード 255161
型式 N820G
排気速度 (大気圧 気温20℃) 9~20 L/min(手動可変ボリューム付き)  
接ガス部材質 PTFE/FFPM
外部入力 外部信号によるリモート運転
到達真空度 最低 速度 ガスバラスト 閉≦600Pa(開 ≦1700Pa)、最大 速度 ガスバラスト 閉≦800Pa(開 ≦1500Pa)
真空接続 ホースニップル外径 φ10.6mm φ9mm  (2段式)
外寸法(幅×奥行×高さ) 163×259×220mm
電源容量 100~240V 0.7A
重さ 8.8kg
価格(税抜) 240,000円



FAQ

Q スイッチを入れたが、動かない。
A

◆インジケーターランプが点灯していない場合
主電源が本体に給電されていません。
主電源ケーブルが接続されているか、建物のコンセントに電気がきているかなどを確認してください。
またポンプ本体のヒューズを確認し、切れていたら交換してください。
◆インジケーターランプが赤く点滅(50%点灯~50%消灯を繰り返す)または点灯している場合
オーバーヒートによりサーマルスイッチが作動しています。
主電源ケーブルを抜いてからポンプ本体を冷やし、オーバーヒートした理由を特定して取り除いた上で、主電源ケーブルを差し直して電源を入れてください。
◆インジケーターランプが赤く点滅(90%点灯~10%消灯を繰り返す)している場合
オーバーヒートトラブルですが、サーマルスイッチの作動以外の状態になっています。
すぐに主電源ケーブルを抜いてポンプ本体を冷やし、ご購入いただきました販売窓口担当者またはヤマト科学WEBサイト お客様サポート お問い合わせお申し込みフォームにご連絡の上、点検修理を依頼してください。

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Q 吸気しません。
A

◆電源が入らない
電源ケーブルが接続されているか、確認してください。
◆ポンプ本体が熱い
オーバーヒートによりサーマルスイッチが作動している可能性があります。
電源を切りポンプを冷却すると同時に、オーバーヒートした原因を特定して取り除いてください。
◆配管経路につまりがある
配管内につまりがあるか、コネクタや継手を外して内部を確認してください。
また配管途中にバルブやフィルターを取り付けている場合は、バルブが閉じていないか、フィルターがつまっていないかなどを確認してください。
◆ポンプヘッド内に凝縮物が詰まっている
ポンプヘッドを分解し内部に凝縮物が詰まっていたら取り除いてください。
あるいは配管を外した状態で大気または有機溶媒を吸引していたなら窒素など不活性ガスを大気圧で吸い続け、ポンプヘッド内を数分間フラッシングしてください。
◆ダイアフラム、バルブプレート/シーリングが消耗している
ポンプヘッドを分解し、ダイアフラム、バルブプレート/シーリングを点検し、消耗や破損などしていたら交換してください。

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Q 排気速度が極端に遅い。あるいは圧力もしくは真空度が極端に低い
A

◆凝固物がポンプヘッドに溜まっている
ポンプヘッドを分解し、凝縮物を取り出す。
取扱説明書を参照し、ポンプのフラッシングを行う。
通常のフラッシングで解消しなければ、ガスバラストを開けてフラッシングを行う。
◆排気側の圧力が大気圧より高い
排気系を大気開放にする。
◆真空配管が極端に細い、あるいは継手やバルブなどが配管内にある場合、その内径が極端に細い・バルブがしぼられている
配管や接手の内径を大きくしてみる。
バルブで流路を絞っている場合は開けてみる。
◆配管途中でリークしている
継手などで継いでいる場合には、リークしていないか確認し、必要に応じて継手を交換する。
◆配管や継手が詰まっている
詰まりを確認し詰まりを取り除く。
詰まりが取れない場合は配管や継手を交換する。
◆ダイアフラム、バルブプレート/シーリングが消耗している
ダイアフラム、バルブプレート/シーリングを交換する。
◆ダイアフラム、バルブプレート/シーリングを交換した
交換されたダイアフラムのねじ部分にあるシムリングを確認する。
必要に応じてプレッシャープレートのネジを時計回りで締める。
◆ガスバラストバルブが全開になっている
ガスバラストバルブを閉める。
◆ロータリー/プッシュノブが最大にセットされていない。
ロータリー/プッシュノブを最大にセットする。

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Q 日本の防爆規格を取得していますか。
A

取得していません。
本装置の防爆規格はATEXのみですので、日本国内ではATEXに準じた防爆エリアでもご使用いただくことはできません。
本装置のATEX規格の詳細は こちらをクリック して弊社WEBサイトのページをご参照ください。

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