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製品情報

製品詳細

自動化ラマンイメージング顕微鏡

alpha300 apyron

型式:alpha300 apyron

エネルギー/波長/波数

最大限の自動化

超高速ラマンイメージング

光軸調整が不要

高分解能3Dイメージング

  • 自動化ラマンイメージング顕微鏡(alpha300 apyron)

製品概要

完全自動化されたハイエンドラマン顕微鏡

自動化ラマンイメージング顕微鏡(alpha300 apyron)の特徴

製品概要

ラマン顕微鏡 alpha300 apyron から得られるラマンスペクトルにより、物質濃度や含有量、分子の構造、さらには変形・応力などの構造変化など、様々な情報が得られます。

具体的に、ラマンスペクトルから下記の情報を得ることが出来ます。
・スペクトル強度:化学物質の濃度・含有量、結晶方位、欠陥など
・ピーク位置:分子・格子構造など
・ピーク位置シフト:変形・応力/歪・温度など
・スペクトル幅:結晶性・異方性・欠陥・ドーパント濃度など
・強度比:相対濃度・含有量など
・偏光:結晶方位、配向性



WITec(ビーテック)の共焦点ラマン顕微鏡システムは、高感度共焦点顕微鏡と高スループットの分光器システムにより、比類なき高感度を実現しています。そして速度、感度、分解能においてどれも妥協することなく最高性能を実現しています。

最大限の自動化

2015年の初登場以来、alpha300 apyron は、WITec の完全自動化されたハイエンドラマン顕微鏡として確立しています。WITec の apyronシステムは、特に自動化とユーザーの快適性において、常に最新の機能を備えた開発を行っています。



超高速ラマンイメージング

alpha300 apyron の非常に高い性能と速度は、二セレン化タングステン(WSe2)フレークの分析で鮮明に示されています。試料フレークの異なった層数の様子が、光学顕微鏡像 (A)でわかり、ラマンイメージングによりさらに詳細な特長がわかります。たった2分で、10,000スペクトルの75 x 75 µm2 のラマンイメージが取得されました。試料フレークには、単層(赤)、2層(緑)多層(青)領域があります。スムージング処理を行った同じ像を(C)に示します。17分かけて100,000スペクトル以上の測定を行い、シャープな画像が得られました(D)。取り込み画素のサイズを750nm (B)から230nm (D)まで小さくすることによって、S/Nが向上しました。フォトルミネッセンス像 (E)では、ラマン像と同じ構造を示し、多層と少ない層数の間の粒界までも見えています。測定の積算時間は、全ての測定で6msec/画素です。

光軸調整が不要

WITec の共焦点ラマン顕微鏡システムは光ファイバで接続されているため光軸がずれません。このため、分光器や顕微鏡本体内にレンズ・ミラーなどの光学部品が少なく、 日々の光軸調整が不要です。

高分解能3Dイメージング

WITec の共焦点ラマン顕微鏡システムは、サンプルステージをZ方向に動かし、各フォーカス位置で得られた2Dイメージを組み合わせることによって、3Dイメージングの取得が可能です。2Dイメージの取得時間が短いため、3Dイメージも短時間で取得できます。測定ポイント数を増やすことで高精細な3Dイメージを取得できます。

特長

~セットアップ 自動光路調整機能「AutoBeam」~
・対物レンズターレット:指定した対物レンズに切り替え、オフセットの調整を行います。
・照明セレクター:照明光の切り替えを行います 。
・レーザーカプラー:UVから近赤外までのレーザー光源を切り替えます。
・AutoBeam 出力カプラー:選択した分光器に切り替えます。

~ラマンイメージング~
・True Power 機能でレーザーパワーを <0.1mW の精度で設定できます。
・モーター駆動とピエゾ走査ステージを使用して、自動的に試料の(再)位置決めができます。
・電動対物レンズターレットには、精密なオフセット補正機能が含まれています – AFM / SNOM対物レンズ互換。
・EasyLinkハンドヘルドコントローラーは、直感的な機器操作を提供します。